今年は1月1日に実家へ帰省した。

31日まで仕事だったこともあり、正直なところ少し面倒くささもあったけれど、下道100キロの道のりは普段より車が少なく、驚くほど快適だった。


実家に帰ると、いつもなら父はお酒を飲まず、母と他愛ない話をしながら、夕食は少し豪勢になるのが恒例だ。

ところが、今年は様子が違った。


家に着くと、母は寝込んでいた。

年末から風邪をひいているとは聞いていたものの、1週間以上よくならず、声はかすれ、時折咳き込む。

帰省前にLINEで体調を確認しても返事がなかったりして、少し嫌な予感はしていたが、まさか「母が病気で、父と過ごす年始」になるとは思っていなかった。


すき焼き、牡蠣のオイスター炒め、あとは惣菜をいくつか買ってきて、父に振る舞う。

本当は「風邪だから来なくていいよ」くらい言われるものだと思っていたけれど、今回は違った。


気づけば、もてなされる側から、こちらが面倒を見る側へ。

ああ、立場が少しずつ入れ替わってきているのかもしれない、と思った。


いわば介護の予行演習のような年始。

もう、そんな年齢になったのかと、しみじみ感じる。


いつまでも実家に帰って、親にチヤホヤされている場合じゃない。

確実に、時間は前に進んでいる。


そんな変化を実感した、2026年の年