今朝、最終の獣医行きでした。幸い後遺症もなく、全治していました。しかし、棒を叩きつけて目に当てるというのはダメですね。反省しきりです。ごめんね凛ちゃん。


凛冽の汗
君たちの作文から シリーズ10 ③

 竹内君と一緒の五条校中三の水本◯美さんが、見ているだけで勇気づけられるような温かく優しいいつもの笑顔で、こんなふうにまとめてくれた。


 ピンクのスーツに花柄のスカーフ、緑と黒のサイケ調のワンピースに真っ赤なマニキュア、青のスーツにルイ・ヴィトンのハンドバック。まるで信号機のような色合いで着こなした三人の女の人が、真っ赤な口紅を塗ってワイワイ喋りながら歩いている。降って湧いてくるような人波の阪急西院駅の前で、自転車を押して歩いていたとき、この三人のお姉さん達が向こうからやってきて、私の横を通り抜けて行った。そのときである。

「とにかくなぁ。トキメキやでぇ。これ無くしたら、もう何もかも終りやし。」

ピンクのスーツのお姉さんがバリバリの関西弁でストレートのロングの黒髪を掻き分けながらピシャと言い切ったのである。

 私もその意見に大賛成だった。きっと、

「じゃあ、大人になっちゃった人は?」

と疑問に思う人もあるだろうが、大人の人にこそ、こういう気持ちをもち続けてほしいと思う。それを大切にしてきた人が「あんな大人になりたい」と言われるような人間になれるのだろう。

 トキメキは恋をしている間だけ、青春は少年時代だけ、という分け方を私はしたくない。本当に大切なことを見極めていれば、四十になっても八十になっても、ドキドキワクワクまるで子どもだと言われようが、その時そのときを一生懸命、死ぬまで輝き続けていられる。いつも前向きになって、つらい時には涙を流しても下を向かずにいたいと思う。何が大事だ、あれが大事だと、幾つ書き並べても、行き着く場所は同じである。

 化粧も濃いが情も濃いという、大阪、関西独特の、典型的な三人組のお姉さん達は、明るい笑顔を輝かせて今日も歩いているだろう。本物のトキメキ、本当の青春を探しながら……。


 女は強し。ここに紹介したものだけでなく、毎月の二百五十人の作文を読んでいてもそう思う。ドシンと腰をおろして、したたかに開き直った強さとでも言おうか。男子生徒諸君も少々見習ってほしいという感慨しきりである。かく言う私も見習うべき一人だが。ともあれ、顔を上げて、ぐーんと大きく伸びをして、さあいよいよラストスパートだ。君を愛する大勢の人と共に、きらきら輝く心を汗まみれにして。勝利の女神が今、両の手を広げて君を待っている。頑張れ! 受験生。


 そうだ、走れ走れ、凛太郎も頑張れ。中三生が今、跳ぼうとしています。凛太郎も共に跳べ。早く成犬になれ、噛むことしかスキンシップの術を知らない幼さと袂別せよ、と心から願うのです。痛いですものねーーー。