凛太郎の右の後脚が心配です。もっと幼い頃に、何かで打ちつけたか、骨に罅でも入っているかで、どうかすると痛がります。今度、獣医さんの所へ行ったときに診てもらおうと思います。


凛冽の汗
羽ばたけ卒園生 ①

 今春もまた、「サンデー毎日」の発刊が楽しみでした。三年前、中学部を卒園して、それぞれの高校で研鑽をつんだ先輩たちが、すばらしい成果を克ち取ってくれました。前回紹介した藤井君も、阪大工学部に合格しています。伏見校特進Aだった滝本君は、公立の東宇治高校から現役で同じく阪大工学部に合格です。五条校特進だった山本君は、北嵯峨高校から一浪で基礎工に、山科校特進だった中澤君も、東稜高校から一浪して法学部に合格しています。彼らこそ、中学部卒園生の心意気を、雄弁に語ってくれているのかもしれません。逆境にあっても決してくじけず、最後まで志を貫こうとする姿勢に心から拍手をおくりたいと思います。

 「AとBと両立できないなんて、やってみもしないで口にするな。AならAに全力を注げ。死力を尽くしてみろ。燃えるぞ。めらめらと燃え上がる。そうすれば、どうでもよかったBにまで引火して、君は巨大な火柱になる。

 そんな先生の持論を、みごとに具体化してくれた河原君だった。サッカーに燃えた。ここでのハードな学習もみごとにやってのけた。その上、生徒会長を三年生になってから引き受けた。それらすべてをやり遂げることがどんなに大変なことか、同じここの生徒なら誰にもわかるだろう。決意ではない。口先じゃないのだ。彼が秀でていたのは行動力なのだ。……」

 昭和六十三年度の『受験者体験記』に、伏見校特進Bから洛星高校へ合格した河原一◯君のために書いた文を、今もう一度、ここで使うことになるとは思いませんでした。彼は再び、先生の持論を、京大現役合格で鮮やかに証明してくれました。電話の向こうで、「先生にいちばん先に知らせたかった。」と話す彼に、先生もいつになく饒舌になって、その健闘をたたえました。


 やがて、同じ季節が巡ってきます。二十数年前も今年も、変わらぬ笑顔に包まれる春がくることでしょう。凛太郎はその頃ちょうど、生後六ヶ月になります。どうです。真面目な大学生みたいな顔をしているでしょ。えっ、ちょっと情け無さそうな顔つきをしていますか。凛太郎は、合格できるでしょうか。賢い柴犬になれるでしょうか。