今日は、シゲが体調を崩して休んだので、昼すぎ、二人と一匹で凛太郎を買ったペットショップへ行きました。ショップの親父さんに、またいろいろと教えてもらい、幅広の首輪は体毛に良くないというので、細い首輪を買いました。


凛冽の汗

よろこびとかなしみのとき

 『サンデー毎日』の速報に次々と赤のボールペンでチェックしていく。四年前、三年前まで一緒に頑張った教え子の名を、心躍らせながら探していく。

 そう言えば一か月前、その三年後輩の中三生が、自らの意志にして初めての試練に挑んだばかりだ。大勢の合格者に胸を熱くしたが、一方では無念の涙をのんだ者もいた。一日おき、二日おいて、それでも電話はかけづらかった。すべてが慰めだと分かっていながら、それでも低い声で、頑張れ、これからだぞと励ました。放っておけなくて、出かけて行って肩を抱いた者もあった。有効なことばのあろうはずがない。ただ先生自身の来し方を静かに話すしかない。自らの非力がかなしかった。

 

 いま、よろこびとかなしみの交錯するとき。高揚と落胆の錯綜するとき。そんな三月の一日、前期日程で九州大学医学部に合格を決めた元五条校三特の白土〇○君を我が家に迎えた。赤飯と祝いの鯛でささやかな祝宴をあげたあと、久しぶりにゆっくりと膝を交えて話をした。彼とは小六日進からのつき合いがある。お互いに理解し合い、信頼し合える、友人同士のような間柄なのだ。彼は昨春、京大を失敗した。それからの一年、家と予備校をひたむきに往復し、黙々と、誠実に励んで栄冠を手にしたわけだ。そんな重苦しい浪人生活のこと、精神的な重圧のこと、家族のこと、様々なこの一年を振り返りながら、やがて彼は、少し声をくぐもらせて、こんな話をしてくれた。


 教え子の中で、誰よりも心に残る彼のことは、次回、ゆっくりとお話することにして、緊急事態発生です。凛太郎がまた、おしっこの失敗をやらかしました。シゲが雑巾を取りに走りましたが……我が家は、平和です。いつもこんなふうに、穏やかな時間が流れています。