昨日はお休みをいただきました。ごめんなさい。で、また、初めてのことをやりました。自分の尻尾を噛もうと、ぐるぐる回ったのです。毎日が新発見・体験の連続です。
はじめに……
「一生のうちでいちばん多感な時期、いろいろなことに挑戦し、様々なことに思い、悩み、苦しみ、泣き、笑い、恋もし、失恋もする、そんな熱い日々に、そういうものを一切経験せず、避けて通り、国立一期校へ入学してくる学生とは一体何者なのか。」そんな意味のことを、かつて、心ある東京大学の教授が語ったことがある。
先輩の事例から……
A君は、熱い心の持ち主だった。決して口先だけの大言壮語は吐かなかった。それが証拠に、これから本格的な受験勉強にとりかかろうという中三の二学期になって、自ら望んでテニス部に入り、球拾いの一年生と一緒にラケットの素振りを始めた。洛南に合格して三年、この春そのA君から、京都大学法学部に合格しましたと、うれしい報告を受けた。
B君は、前段の授業が始まると必ず大声で号令をかけてくれた。遅刻は皆無であった。もちろん、一度だって休んだこともない。怖い顔をして、いつも最前列の席で、先生の授業にくらいついてきた。学校ではサッカー部のキャプテンであり、生徒会の会長であった。中三のぎりぎりの時期までそうだったのだ。周囲のほとんどが中堅の私立高校を志望していたクラスから、彼はみごと、洛星高校合格を果たした。
C君の陸上に賭ける情熱はまぶしいほど熾烈だった。いつだって陽に灼けた顔で、身体も全身バネのごとくに引き締まっていた。夏、特進講習のハードスケジュールを、炎天下、山科の東端から東山の険路を毎日自転車で往復してやり通した。クラブ内のもめごとや友人のことを、先生に相談してくれたりして真剣に思い悩む、やさしい少年だった。彼は今、洛星高校から京都大学めざして、懸命に励んでいる。
挙げればキリがない。実に多くの先輩たちが、ハードなスポーツクラブとここでの高度な勉強を両立させてきた。しかし、先生の大嫌いな怠け者の、熱くなれない、老人のようにしらけた奴が、先生の話の自分に都合のいいところだけを自己弁護に使いそうなので、A、B、C三人の先輩の実例を挙げてみた。三人に共通することは、その謙虚な人生観であり、それゆえの一切に対する前向きの、熱い生き方である。そして、三人ともが、中二、中三のおしまいまで、優秀な成績でここに在って励み続けたということだ。彼らは先生の、この塾の誇るべき園生だったのだ。
これを書き終えたところで、事件発生です。凛太郎がシゲに怪我をさせました。手が血だらけです。ケージの中でおしっこをしたので、きれいにしようとしたところ、凛太郎が襲いかかってきました。これはもう、根本的にしつけのやり直しです。決意しました。私もシゲも怒っています。しばらく、「凛太郎」は、登場させません。あしからず。
