凛太郎が少しずつ改善してくれています。私たちが勝手にそう思っているだけかもしれませんが、唸ることが少なくなりました。今日、獣医さんに行って教わったのですが、私の掌にのせてペットフードをやると全く唸らなくなりました。深夜の身体拭きも、その最中は唸らなくなりました。ただ、終わってからは口輪を奪って少し唸りましたが。
「先生、勉強って何ですか。今、私はなぜこんなにまでしなくてはならないんですか。
増田くんが作文で、『なぜ勉強をするのか? 結論は、考える力をつけることです。考える力がつくことによって、先生の主張のようなこともより深く考えることができるし、そうすることによって立派な人間になり、いろんな人への恩返しもできるようになるからです。』と言っています。
私も今、できることなら、こういう考え方で勉強というものを受けとめてみたいと思います。でも、今の私には夢物語です。誰もが夢見る理想の世界です。この理想を現実のものにしていくためには、豊かな経験と、勉強によって得た知識が必要です。その知識も、参考書から得たものだけではなくて……。
小学校の時、学校での私の模試の成績はいつもトップでした。陰口や皮肉を言われることがよくありました。『いいよね、勉強のできる人は。何もしなくても点がとれるし。』『〇○塾に行ってるんでしょ。小学校の頃から塾ばっかりね。』私は思っていました。『私だって一生懸命に勉強している。』そんな反発と、『やっぱり私は、友達より勉強ができる。』という優越感で、私は自分が二つに分裂してしまいそうでした。
どうすれば、勉強を客観的にみつめ、受けとめることができるのでしょうか。また、どうすれば、点取り虫にならず、人間らしく生きていけるのでしょうか。人間性と、やさしさを失わず勉強できるというのが、人間としていちばん大切な勉強じゃないでしょうか。私も増田くんや先生の言うように…。『人には人の生き方があるということを推し量れる人間』『素直で謙虚な思いやりのある人間』になりたいです。
山科校中一の加藤〇子さんの作文だ。既に自分で解答を出しているが、大切な提起が成されている。先生が偉そうに答えるよりも、多くの人の作文から、みんなで一緒に考えたい。
で、次回にみんなの更なる作文が続きます。口輪をされて情けない顔の凛太郎も、どうして勉強ってしなくてはいけないのと、愚痴っているようです。
