某ネットTVで『朝日新聞「天声人語」は有害図書だ』(高山正之)と

 李登輝元総統が逝去された数日後の朝日新聞「天声人語」に『・・・日本語をすり込まれた歳月の長さを思わせて、やはり寂しい』とあったと、某ネットTVで『朝日新聞「天声人語」は有害図書だ』(高山正之)と報じられて知った。「日本語をすり込まれ・・・」と、李登輝さんはじめ元日本人の方々に語りかけることは、決して正しくない。『・・・日本語をすり込まれた・・・やはり寂しい』とは、日本人が心で思うことは自由だが、公言し「天声人語」などで公開することは、避けたいことだ。李登輝さんはじめ元日本人の方々の多くは、日本語教育を受けたことを、「日本語をすり込まれ・・・」とは、決して思っていないからだ。本文筆者の40年を越す台湾人体験と15年余の李登輝さん体験から、断言する。

 『・・・日本語をすり込まれた歳月の長さを思わせて、やはり寂しい』とは、「天声人語」の思い込みであり李登輝さんはじめ元日本人の方々の心情に反する嘘に過ぎない。嘘を、コラムとはいえ新聞という公器で述べるとは、いかがか??『朝日新聞「天声人語」は有害図書だ』(高山正之)の論説が、輝きを増すようだ。

 

『・・・日本語をすり込まれた・・・やはり寂しい』とは、反日的な戦後教育の賜物

 「・・・やはり寂しい」とは、50年の日本統治時代が「過酷な植民地時代で申し訳なく寂しい」と言いたいようだ。わたしたち日本人の戦後70年の学校教育は、『(1945年)8月15日、日本はついに降伏し・・・日本による台湾と朝鮮の植民地支配が終わり・・・』と小学六年生から一貫して「日本による台湾と朝鮮の植民地支配」と教えます。植民地支配という言葉で欧米と同様の過酷な搾取を連想させて、「日本人として申し訳ない・・・寂しい」との謝罪感がすり込まれるようです。この見事な成果が2020・8・1朝日新聞「天声人語」なのでしょう。

 

「日本による台湾と朝鮮の植民地支配はありません」(李登輝学校台北研修会・蔡焜燦さん)

 「よーく聞きなさい、『50年間日本領であった台湾の就学率が92%・・・400年間オランダの植民地であったインドネシア就学率がわずか3 %』『朝鮮は36年間の日本領で人口が約二倍になった』、これらが事実、日本の植民地支配はありません。当時の台湾人の私が言うのだから間違いない,私は、日本人だった「元日本人」ですよ」との、蔡焜燦さんの元気な声が「日本人よ胸を張りなさい」の叫びとともに耳に残ってます。

 

『・・・日本語をすり込まれた・・・やはり寂しい』とは、事実の教育を受けた台湾人に失礼な「ニセモノの心情」

 台湾の現在の若者は、李登輝元総統時代に、事実に即して書かれた歴史教科書「認識台湾」で、当時の日本人と協力した事実を学んでおり、「日本語をすり込まれて」など見ても聞いてもいません。ましてや、朝日新聞「天声人語」は李登輝元総統の曽文恵夫人まで引き合いに出して事実歪曲の心情を述べます。決して許されない「有害コラム」であり、大変に失礼な「ニセモノの心情」を押し付けている新聞です。

 

失礼な「ニセモノの心情」は、糾弾、排斥!!

 それにしても、台湾と台湾人の事実を知っていれば、とても書けないコラムですが、「事実も目的のために捻じ曲げ角度をつける」のが

朝日新聞「天声人語」なのでしょう。良識ある読者の皆様、「有害図書」「有害コラム」を、糾弾、排斥したいものです。