ウィルス流出要因には、「中国人気質」と中国衛生環境が

わたしの中国生活体験から。中国では大学,企業から寺院までもルール遵守の習慣は、ほとんどない。一般作業員の能力向上は罰金制であり、社長の法令順守や教師の成績評価も賄賂次第。日本でいう「公私の区別」の「公」の存在は極めて薄くほとんど見られない。あるのは自己中心の「私」が最優先の「中国人気質」がみられる。北京の観光寺院の一室、寺の宝物コピー品を「これ本物、安いよ」と勧められた。

こんな中国人気質が、「武漢国立生物安全実験室」からの新型コロナウイルス流出の根底にもあると推測される。

21世紀に入って、中国の衛生状況は格段に改善しており」との表面的評価を前提にして、生物安全実験室もフランスの協力で設立されたようだ。その設立時にも「中国人に危険な医療研究機関を任せるリスクは高い」とあって、現在の新型コロナウイルス流出元が、「武漢国立生物安全実験室」ではとの欧米の推測になっている。

わたしも、意識・無意識なく目の前の利益で動く体質が、病源ウィルスだろうが汚染野生動物だろうが移動・流出・売買され、さらに劣悪な衛生環境下で増殖変異を重ねて「武漢華南海鮮卸売市場」に運ばれたと推測される。

21世紀に入って・・・格段に改善しており」との枕詞のような前提は、まったく当てはまらない。冒頭の「公」意識のない中国人意識、動物は何でも食べる食習慣,劣悪極まりない衛生環境など、ごく表面的な改善は見られるが貧困層の増加に連れて、さらに悪化しているのが現実だろう。

 

https://www.youtube.com/watch?v=uAdlO3zNzpQ

 

感染拡大は、衛生事情と貧困層・・・「武漢市医療崩壊」・・・北京上海は??

 1月23日の中国政府による武漢市封鎖。近年まれにみる重大措置だ。20日間ほどの市当局・無為無策による阿鼻叫喚の『武漢市医療崩壊』を受けてのことのようだ。この封鎖前に500万人が感染都市から脱出したらしい。すでにウィルス感染者は中国全土に拡散した。「武漢肺炎」は「中国肺炎」になったといえる。

 そのうえ「あり族」(大学新卒失業者)と「ネズミ族」(出稼ぎ労働者)という大都市のビルの地下に住む貧困層。ここの衛生事情は当然劣悪で感染しても病院は受け付けてくれない。多数いるだろう感染者死者数は、おそらく員数外で統計データにもない。この貧困層感染者死者数と500万感染都市脱出数が北京上海で感染拡大現在進行形で「中国肺炎」拡散中なのだろう。

 中国の病院は前金受付で支払いなしで診療受けられない。救急車は支払いなしでは載せない。上下水道不十分、ペットボトルの水にも偽物粗悪品が混入。おまけに衛生習慣は希薄などなど大多数貧困層の衛生事情は最悪状態。

その「あり族」「ネズミ族」を多数抱える北京上海の大都市圏、心配の種は尽きない。

 

(中国余話・ある武漢人の思い出)

武漢大学卒業生曰く「日本軍は何故もっと早く武漢に来なかったのか??」…武漢人機中の独白

 中国駐在中の国内旅行、機中での武漢人の話。中国人99%の国内便で、同行の中国人が「この人は日本人」と話すと突然に隣のビジネスマン風の青年が猛烈に話し出した。「反日非難」されるのかと一瞬身構えると、まったく逆の展開になる。

 彼は「日本軍は何故もっと早く武漢に来なかったのか!」と、「日本の武漢占領が遅かった」と話始めた。「日本は台湾を50年も、東北(満州地域)を10年以上占領して現地人を教育した。だから台湾人や東北人は、自分のレベルが高いと威張って、わたしのような武漢人を馬鹿にする」と続けた。「わたしの祖父母は、日本軍の占領時代が一番良かったと、幼いころに聞いた」とも。

 わたしは、明治以降昭和20年までの近代史とりわけ日中関係の当時の資料を読んでいるので一つひとつ頷けることだった。

この武漢人はわたしの解る範囲の中国語で丁寧に話した。東京霞が関・東亜学院で6か月,北京二外で3か月の中国語学習が、最も、役立った機中での会話でした。