昨年末以来の休眠ブログを、久々に再開します。先週

520日に日本李登輝学校台北研修団より帰り、同憂

の諸先輩や若手参加者に触発されて、ここ数か月溜め込

んできたテーマの一つをまとめてみました。


雑誌[正論]5月号の下記の記事を、下敷きに中国共産党

政権のウソを暴いています。


ファシズム中国が騙る「反ファシズム戦争」史観を許さ

ない 歴史の大転換 「戦後70年」から「100年冷

戦」へ 東京基督教大学教授 西岡力/福井県立大学教

授 島田洋一/評論家 江崎道朗


<中国共産党政権のウソを、歴史の事実で暴く>

今年2月「戦後70年間、国連の創設メンバーで、安保

理の常任理事国の中国は、常に国連憲章の精神に従い、

国連の役割を支え平和と安定を守ることに尽くしてき

た。今日の開かれた討論会が、反ファシスト戦争勝利と

国連創設70年の記念の序幕に」と中国王毅外相は演説

した。▼なんとウソにウソを重ねたものです。一つ一つ

のウソを、歴史の事実で裏返してみます。



1.「戦後70年間、国連の創設メンバーで、安保理の常

任理事国の中国」のウソ

1949101日に建国された現中国は、建国66年。

国連の創設メンバーの中国は、中華民国。

2.「常に国連憲章の精神に従い、…平和と安定を守

ることに尽くしてきた」のウソ

2-1.朝鮮戦争(1950年~)で国連安保理は国連軍を組

織し侵略者撃退を決議。対して中国共産党政権は国連軍

に敵対し侵略者北朝鮮の側に立ちました。

2-2.アジア各国への「革命の輸出」(1950年代,60年代)

インドネシア 軍事クーデター「九・三〇」事件

周恩来支援のインドネシア共産党が約80万人を殺害。

カンボジア クメール・ルージュの大虐殺

中国共産党支援のポル・ポト政権が数百万人を殺害。

ベトナム ポル・ポト政権を崩壊させたベトナムを

懲罰を理由に中越戦争を仕掛けて敗退。

④日本 六〇年安保,赤軍派諸事件など新左翼過激派

活動や成田闘争を側面支援して「日本革命」を試みる。

2-3.自国民への限りない殺戮

①「大躍進政策」(195860)二千万~三千万人が、

餓死に追い込まれる。

②「文化大革命」(60年代後半~)知識人や残留日本人

を弾圧して国内に大動乱、一千万人以上が犠牲になる。

③チベット,ウイグル,内モンゴルへの軍事侵略

歴史も民族も異なる周辺地域を侵略、植民地統治を現在

進行形で実施中。その死者,犠牲者は計り知れない。

シルクロード砂漠での核実験(1964年~96年)

「小規模を含め50回以上で、ウイグル人を中心に19

万人が急死、急性放射線障害など健康被害者は129

人にのぼり、そのうち、死産や奇形などの胎児への影響

35000人以上、白血病が3700人以上、甲状腺が

んは13000人以上。広島原爆被害の4倍を超える被害。

天安門事件(19896月)民主化を求める学生た

ちに、軍が出動、戦車で虐殺した。犠牲者は、天安門

広場で1万人程度・・それ以外の場所の合計2万人程

度となっているようで実数は不明。