「愛日家・老台北」蔡焜燦さんが春の叙勲を受けられ

た。中国,韓国から嫌なニュースが続く中、台湾から

KANO,ひまわり革命に続く朗報だ。本当に嬉しく

心よりお祝いしながら紹介する。

(以下、産経新聞2014.4.29抄録)

蔡焜燦さん(87)旭日双光章に輝いた台湾歌壇代表

司馬遼太郎ガイド役「愛日家・老台北」

 「国難の地震(なゐ)と津波に襲はるる祖国護れ

と若人励ます」▼台湾で短歌を通じた日本文化を紹

介し続け、対日理解の促進に寄与したとして、旭日双

光章を受章した。▼日本統治時代の1927年、台

中市清水の生まれ。日本語で教育を受けた「多桑(ト

オサン=父さん)」世代で、地元の商業学校を卒業後、

志願して岐阜陸軍航空整備学校奈良教育隊に入隊。

日本で終戦を迎えた。帰台後は体育教師などを経て

電子会社会長を務めた。▼自らを「親日家」ならぬ

「愛日家」と称するだけあって代表就任後は、日本

文化への造詣の深さや人脈を生かし、歌壇を発展さ

てきた。▼日本人を会食に招く機会も多く、若い日

本人には短歌、俳句をはじめ日本文化、歴史に関する

博覧強記ぶりを披露してやりこめた後、「食事の礼と

して、君は祖国を愛しなさい」と語る。▼現代の日

本人が忘れてしまったような気骨を感じた。

「君は祖国を愛しなさい」の言葉は、重い意味を持つ。

まさに「現代の日本人が忘れてしまった気骨」から発

せられた「祖国を愛せない日本人への警告」といえる。

 祖国を愛する学生の「ひまわり学生運動」、支援す

る民衆デモは50万から80万の動員という。その支持

率は70%を超え増え続けている。そして、その背景

に映画「KANO」の上映大ヒットと、その中の名セリフ,

シーンにあるそうだ。日本時代場面の日本語のセリフ

が、学生たちに勇気を与え、活動の支えになったとい

う。



立法院で「KANO」の特別上映 占拠学生「勇気をも

らった」/台湾【社会】 2014/04/01 16:45

(台北 1日 中央社)中国大陸との「サービス貿易取

り決め」に反対する学生らによる占拠が続く立法院

(国会)で31日夜、台湾映画「KANO」の特別上映が

行われた。上映後、議場からは大きな拍手がわき起こ

り、感動の涙を流した学生らは「大家加油、台湾加油」

(みんな頑張ろう、頑張ろう台湾)と気勢を上げた。






 この祖国を愛する「ひまわり学生運動」に、李登輝

元総統、金美齢さんから感激,称賛,応援の声が寄せら

れていた。