<東京マラソン初参加メモ>
スタートエリアまで
午前7時過ぎ新宿駅に到着、多くの参加者の流れに
沿って会場へ。入口での「手荷物検査が込み合う」と
のアナウスに、まず、入口ゲートを通過し寒さに戸惑
いながら軽食、ドーピングならぬサブリメント補給し
ながら着替え、手荷物預けの袋詰めを終える。
「手荷物預けに時間がかかる」との放送に、指示ナ
ンバーの荷物預けトラックへ。「早めにスタート地点
へ」との誘導、大行列のトイレを横目にスタートエリ
アに入る。スタート1時間前、これが大失敗だった。
スタートまで・・・台湾ランナーと交流
スタートエリア、台湾国旗のグループに「台湾から
参加ありがとう」と話しかけると、わたしの「台湾あ
りがとう」Tシャツを見つけた多くの台湾人に取り囲
まれ握手攻め、ツーショットの記念撮影がひとしきり
続く。
寸前の携帯着信に気が付き返信、地元走友会の女性
が同じエリアにいるとのこと、周囲の建物,看板を話
しながら出会い、一緒にスタートすることにする。
スタートセレモニーの中継が流れだし、やっと時間
が迫ってくる。わたしたちのGエリアはスタート地点
AからL字の底辺にあたる、はるか後方で「スタート
まで10分くらい」とスタッフが知らせる。前方上方
の大画面で招待選手の紹介などが流れる、スターター
に「ネズミ男」新都知事はいないようだ。幸先よしと
スタートを待つ。
スタート・・・まもなくトイレに…
9:00の車椅子スタートの10分後、やっと3万6000
人のランナーが動き出す、前に歩くこと約7分でゆっ
くり走り始める。都庁まえから新宿駅付近へ大通りの
全面開放に、ランナーが埋まり奔流となって前に流れ
る、大型都市マラソンの壮観だ。
友人と並びキロ6分ペースを目標に走り出す。靖国
通りを下り市ヶ谷から外堀通りへ、西神田の7キロ付
近で我慢できずトイレへ。
大行列に待ち時間などで15分近くタイムロス。ス
タートエリア前の準備が悪かった。友人は、はるか前
方に走り去る。
竹橋~日比谷~品川折返し
竹橋付近から内堀通りに、左手に皇居を見ながら前
へ皇居周回ランの逆走コースだ。寒い風に悩んだ曇り
空に薄日が差し、やや汗ばみ始める。まだキロ6分く
らいで走れそう、前を追いながら足を運ぶ。
後ろからの台湾ランナーが「ジャーヨー(加油),
ガンバッテ」と声をかけてくれる。肩を叩いて「台湾
を応援してくれて、ありがとう」の声も。「台湾不是
中国的一部分(台湾は中国の一部ではない)日本人
支持「台湾」参加奥運会(日本人は「台湾」でのオ
リンピック参加を支持する)」とのステッカーを背に
しているためだ。この応援は35キロくらいまで途切
れることなく続く。昨年12月の台北マラソン(写真
日比谷公園をクランク状にたどりながら東京タワー、
品川駅折り返しを目指す、沿道の応援から「台湾頑張
れ」の声が掛かる。「緑地新台湾旗」を胸にしている
せいだ。「ありがとう台湾」の文字や「小さな日の丸」
は目につかない、台湾人として多くの応援もゴールま
で続いた。
品川~銀座~浅草折返し・・・美しい日本国旗
15キロ品川を折り返す1:45、薄日が消え風が寒い
ペースがやや落ちる。後ろからの台湾人選手の応援が
続く。わたしと同じ「台湾は中国の一部ではない」
ステッカーの選手が握手を求める。胸の「緑地新台
湾旗」を指さし「ほんとうの台湾(真々的台湾)」と
いうとカメラを出して記念撮影。
日比谷公園わきに戻ると正面に「第一生命ビル」が
見える。戦前に最もしっかりした建物としてアメリカ
から評価され、皇居に正対することもあり「占領軍司
令部」(GHQ)のあったところ。屋上の日の丸が、帝国
劇場ビルとならんで二本。いつも美しい日本国旗だ。
美しい二本の日の丸を正面に左折して地下鉄銀座駅
でさらに右折して銀座通りに入る。一際多くの応援が
沿道を埋める、大声援に先ほど三波春夫「東京五輪音
頭」が大音響で流され、力づけられたのを思い出す。
空から白いものがちらつき寒さが増す。
コースは左折右折を繰り返し、浅草雷門の28キロ
折り返し目指す。寒さに靴の中全体が痛み出し、ペー
スが落ち始める。「腕振りで前へ」と心にきめて折り
返しにむかう。
やっとたどり着いた浅草、雷門が正面に右折すると、
さらに正面に東京スカイツリー、かたわらの「黄金の
ウンコ」が「ご愛嬌」、さらに右折で折り返す。
(その2へつづく)