「空二モ書カン」祖国への祈り-戦艦三笠. 戦艦三笠

我が家のカレンダー「靖國」の左隅に「27日元・海軍記念日」とある。きのう527日は、昭和20年まで海軍記念日だった。すなわち108年前、日本海海戦に勝ち日本が守られた日にあたる。この日本海海戦の勝利がなければ、日露戦争・日本の勝利,独立はおろか、その後のアジア,アフリカ諸国の独立すらあり得ない世界史の転換点だった。手元の世界地図を開くと、昭和12年時点で独立国は59か国と国旗の数からわかる。



「空二モ書カン」祖国への祈り-世界地図 昭和12年世界地図

当時の欧米諸国の驚きは大きかった。「なんという偉

大な勝利であろう。…この海戦は、白人優勢の時代がす

でに終わったことについての歴史上の一新紀元を劃し

た…将来は白色人種も黄色人種も同一の基盤に立たざ

るをえなくなる」(英・H.W.ウイルソン)と、日本脅威

論が芽生えた。また、アジアでは「日本の勝利が有色人

種や、大国の圧政に苦しむ諸民族に民族独立の覚醒を与

え…」(孫文)など日本期待論が高まり、中国はじめベ

トナム,フィリピン,インドなどからの東京留学が始ま

った。日露戦争の日本勝利は、民族国家独立への夢をア

ジアやアラブ、アフリカの国々に与え、30数年後の大

東亜戦争でのシンガポール陥落ジャワ占領は、ベトナム,


フィリピン,マレー,インドネシア,ビルマ(ミャンマー)

,インド独立の契機をつくった


多くの日本人が知らない。日本の歴史教育の欠陥

この日本のいや世界の重大な歴史的事件(ロシア艦隊

全滅・白人世界支配に危険信号点灯)を、わたしたち日

本人は知っているだろうか。おそらく多くの日本人が知

らない。日本の歴史教育の欠陥の一例だろう。


この日本歴史教育の欠陥は、GHQ占領軍と占領軍に従

った日教組をはじめとする「反日」日本人が、「日本国

憲法」と「東京裁判」によってつくって「平和教育」な

るものに起因している。昭和20815日を境に日本

の歴史を断絶し、戦前を「悪」とし日本人を骨抜きにす

る「日本弱体化」占領政策がとられ、憲法も戦争裁判も

教育現場,報道現場などが、それに従った。昭和274

28日、サンフランシスコ条約発効で国家主権が回復、

7年の占領期間が終わった。しかし占領期間に占領軍に

盲従して得た特権を、多くの「反日」日本人支配層は手

放さず、変化,改正を拒み、特権護持のため「反日」要

素の増殖に努めた。


結果として自国の歴史の真実を語れない欠陥の多い

日本人が生み出され、「ハト」「カン」「オザ」や「ノダ」

なる国家意識なし,市民運動 ,金権盲従で日教組,特定

外国人隷属の「反日」政治集団に3年余の政治を委ねる

日本になってしまった。