「NHK一万人訴訟」、ご存知の日本人が何人いるだろ
うか？ほとんど報道されないため、知る人は少ない。平
成21年4月5日に放送された、『JAPANデビュー』第1
回「アジアの“一等国”」をめぐり捏造報道があったと
して出演当事者である台湾人を含む約１万３００人が
NHK告訴した「NHK捏造事件」だ。わたしも原告の一人。
その裁判に昨年12月、請求棄却の判決があった。
「恣意的編集なし」 ＮＨＫ台湾報道問題、１万人超の
請求棄却 東京地裁 2012.12.15 （産経新聞）
ＮＨＫの番組内容に偏向、歪曲（わいきょく）があっ
たなどとして・・・約１万３００人がＮＨＫに計約１億
１千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が１４日、東京
地裁であった。小野洋一裁判長は「恣意（しい）的な編
集は認められない」などとして、原告側の請求を棄却し
た。（以上新聞報道）
まったくの原告敗訴、負け戦。ただちに我々は東京高
裁に控訴、その裁判が、この５月下旬始まる。
この機会に、藤井厳喜 (著)「NHK捏造事件と無制限
戦争の時代」を読み返しながら、「NHK解体戦争」を
復習し、安倍政権誕生までたどってみる。
明らかなウソ,悪意のある捏造に抗議デモ
『JAPANデビュー』第1回「アジアの“一等国”」
の誤り,捏造報道部分
＜この番組の最も強く主張したところ＞
第一「日本人が台湾人を徹底的に抑圧し差別した」
第二「それゆえ台湾人が日本人をひどく嫌っている」
第三「台湾人とはすなわち中国人である」
・・・この三点がまったく事実ではない。
＜具体的に番組の捏造ポイント10点を指摘する。＞
1.「日台戦争」は存在しなかった
2.「人間動物園」は存在しなかった
3.「台湾人は漢民族」は誤り
4.台湾で「中国語禁止」はなかった
5.台湾は漢民族の土地ではない
6.「台湾人は日本兵として戦場に駆り出された」は完全
な誤り
7.NHKのインタビューに登場した台湾人たちは反日で
はなく、大の親日家である
8.「神社の強制参拝」はなかった
9.日本人の台湾への貢献は一切、無視された
10.「台湾人は日本統治に怒って」いなかった
以上10項目は、あることはないと、なかったことはあ
ったいい、事実をウソにねじ曲げた悪意のある捏造で
あった。
これらは少し台湾を知り、台湾人と関わった日本
人には明々白々であり、番組放映後の平成21年5月16
日1500名余,5月30日1300名余の抗議デモがNHK前
を埋めた。（5/30わたしも参加、熱気ある怒りの抗議デ
モだった）その後、この抗議デモ参加者を中心に約１万
３００人が原告となりNHKを告訴した。
李登輝元総統「報道に携わる人間のあるべき態度ではな
い」
「制作者に問題がある。ＮＨＫ全体の問題か、制作者本
人の曲がった考えに根ざすのか・・・曲解された形で放
送されてしまう。報道に携わる人間のあるべき態度では
ない」（９月９日訪日台湾の李登輝元総統記者会見）
第一審は、まったくの原告敗訴の負け戦
明らかなウソ,捏造報道がまかり通る、偏向判決、歪
んだ司法というしかない。裁判官もシナ国籍の外国人に
なったようだ。シナ国籍の外国人といえば、NHK放送
センターの構内に中国CCTV（中央電視台）が同居して
いる。平成21年の『JAPANデビュー』第1回「アジ
アの“一等国”」は、「反日の台湾人」を無理やり捏造し、
台湾と日本を離反させる中共政府の方針そったプロパ
ガンダ（宣伝広告）と図のように分析する。すなわち、
NHKは数十年来の親中反日の謀略機関、そのNHK支
持の司法・外国人参政権などの法務省、チャイナスクー
ル,米中大国追従の外務省（害務省とも）、近隣諸国条項
遵守,歴史偏向教科書,日教組追従の文科省・・・と、報
道も官僚も「反日勢力」が大勢を占める。
NHKのウソに目覚めた日本人DNAは安倍首相を選んだ。
しかし、東日本大震災,中共政府尖閣侵略,韓国竹島侵
略を境に、この「反日」情勢に変化がみられた。台湾民
衆の高額義援金による親日意思表示と、それに呼応する
台湾感謝活動,NHK抗議活動,対中・対韓抗議活動が、
親日保守勢力として動き出し安倍新総裁を産み出した。
さらに、三年余のミンシュ三馬鹿政権と中共尖閣侵略に、
やっと目覚めた日本人のDNAは、安倍首相を選んだ。
まさに宮崎正弘著「中国の反日で日本はよくなる」で
あり「中国よ、反日をありがとう！」である。