始皇帝暗殺 | だーろん つれづれ日記

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中国の武侠・古装ドラマや映画の感想が多いです。

こんばんは、だーろんです。

今日は先週末に新幹線で観た
映画の感想を書きたいと思います。

観た映画はこちら↓。
だーろん つれづれ日記-始皇帝暗殺

98年 中国・日本・米国・仏蘭西
原題 荊軻刺秦王
監督 陳凱歌
脚本 陳凱歌
出演 鞏俐
   張豊毅
   李雪健
   周迅 
   陳凱歌


<あらすじ>

始皇帝を暗殺しようとする刺客・荊軻のお話。
もちろん始皇帝も出て来るよ。

荊軻(けいか)の話はまぁまぁ有名なので
今回のあらすじは、こんな感じでいいですかねf^_^;。

それでは以下はネタバレこみの内容です。
ガンガンネタバレしますので、未見の方はご注意ください。


<かんそう>

昔、友人が『期待して観に行ったけど全然面白くなかった。』と
言っていたので、どうなんやろなと思いましたが面白かったです。

友人が面白くないと言ってた理由もよくわかりました。

わりと丁寧に史実に近く始皇帝に
まつわるエピソードを展開しています。

何も知らない状態で観たら嫪毐(ろうあい)の太后との密通や謀反。
始皇帝の父親の話をしていたら呂不韋自殺とかワケわかんないよな。

荊軻のおつきの丁海峰が始皇帝と謁見してビビるとか知らない人から
見たら、あんなにビビってたけど結局何もなくフェイドアウトかい!

って、ただツッコまれるだけですしね。

ある程度、予備知識があった方が満喫出来る映画です。

セットや戦争のシーンも迫力あったし、エキストラの数もすごいし
CGが、まだ殆どない時代なので兵士や隊列も人海戦術で圧巻でした。

鞏俐は相変わらずの安定感。

政に肩入れした事で起こる予想外の出来事。
故郷、趙の惨劇。荊軻への心の動き。さすがっす。

ぜんぜん関係ないですけどコン・リー見てたら
桃井かおりを思い出すんですけど私だけでしょうか?

張豊毅も特に好きな役者さんではないんですけど上手いですね。
頭に鈴つけて登場した時は、えらい目立つ暗殺者やなと思いました。

昨日か一昨日たまたまつけたテレビで始皇帝の役をやっていた。
荊軻をやったり始皇帝をやったりなかなか忙しい人だ。

始皇帝は李雪建。演技過剰と言わば言え。
この人はこれでいいんです

ロウアイ、呂不韋事件を経て人間的に黒くなって行くと言うか
人間不信で冷徹な人間になっていく過程もよくわかりましたし。

コン・リー好き過ぎ感を、よく出してました。狙い通りでしょう。

ストーリーは特にひねりがあるワケでもなく
いい意味でも悪い意味でも素直なストーリーでした。

楽しく見れて満足しましたが周迅が
もうちょっと出てくれたら嬉しかったです。

本当、一瞬だったなぁ。

あとこれは個人的な事ですがiphoneに落として見たので
映像は綺麗でしたが、画面がとてもちっこく何か損した気分です。

また、もう1回観てもいい映画だし2周目してみるか。
でも2時間45分は長いんだよなぁ。