声が低くてつらかった私の話

私は昔から声が低いことがコンプレックスでした。
飲食店では声が通らないため、注文も家族や友人任せ。誰もいない時は指差し注文。そんな経験、ありませんか?

 

 

学校の合唱もつらかったです。
バスパートを任されても、バスパートの最高音「ミ」ですらギリギリ。
なんなら「ド」あたりから若干苦しい。
歌うのは好きなのに、音楽の授業はほとんど口パクでした。

 

合唱コンクールや卒業式だけは頑張って声を出しましたが……
COSMOSなんて歌う時には目がバッキバキ(笑)
 

そんな私ですので、高い歌を歌うのはもう長らく諦めていました。

 

 

 

 

 


ボイトレを始めたきっかけ

そんなある日、友達がボイトレに通い始めたんです。
話を聞いて「自分もやってみたいな」と思い、私は独学でセルフボイトレをスタート。
毎日少しずつ練習を重ね、1年続けた結果……
なんと、裏声を使わずにソ#まで出せるように!

 

 


高音が出ない原因は2つある

まず前提として、「高音が出ない」には大きく2つのタイプがあります。

 

① 発声が悪い

  • 普段の喋り声は低くないのに、歌うと高音が出ない

  • 歌う時に喉が締まる感じがする

  • 喋り声のまま歌っている

こういったタイプの方は、これから私が紹介する方法で練習するよりも、プロに見てもらうのが近道です。

発声法を見直すだけで簡単に高音が出る可能性大ですよ。

 

② 声帯の構造の問題(=もともと声が低い)

そして、私のように

  • 普段の喋り声も低め

  • 声帯が厚く、伸びにくい

という方は「正しい発声をしていても高い声が出にくい」ことがあります。
そんなタイプの人がやるべきなのが、喉の筋トレ=アンザッツです。

 

 


アンザッツとは?

アンザッツは、喉周りの筋肉を効率的に鍛えるトレーニングです。

高い声を出すには、声帯をピンと張る必要がありますが、
声帯が厚い人はその動きに大きな力が必要になります。

 

イメージとしては――
普通の輪ゴムは簡単に伸ばせるけど、太い輪ゴムを伸ばすには力がいる、そんな感じ。

 

 


私が使ったおすすめ動画

具体的なアンザッツのやりかたについては、素人の私がここで説明するよりプロにお任せした方がよいでしょう。

私はこのYouTubeチャンネルのトレーニングを、毎日1~2セット×1年間続けました。

 

 

 

結果、今では裏声なしでソ#まで出せるように!
本当に、自分の声が変わったと実感しています。

 

アンザッツってプロもやるようなトレーニング方法なので、探すともっとガチな動画も出てくるのですが、普通の方であればこれくらいのトレーニングがちょうどいいと思います。

 

 


続ければ必ず変わる

テクニックやスキルといったものは頑張ったからと言って必ず身に付くものではありません。

しかし筋肉は鍛えれば必ず応えてくれます

 

もちろん筋トレは1週間や2週間で成果がでるものではないので、長期戦にはなりますが、必ず結果はでます!


だから「高音=才能」と思ってあきらめるのはもったいない。

私自身も最初はトレーニングの効果が表れず諦めそうにもなりましたが、今となっては根気よく続けてよかったと心から思います。

 

 


まとめ

  • 高音が出ない原因には「発声の問題」と「構造的な問題」の2つがある

  • 声帯が厚くて声が低い人でも、筋トレ(アンザッツ)で高音は出せる

  • 毎日コツコツ続けることが大事

 

※注意点として、自分では発声に問題がないと思っていても実際には問題がある場合もあります。

もし自分の発声方法に自信がない方は、一度プロのチェックを受けることをオススメします。