「指定校推薦の面接で大失敗してしまった・・・もしかして不合格になるのでは・・・?」
指定校推薦は基本的に落ちないと言われていますが、いざ失敗してしまうと心配になるものです。
かくいう私も、指定校推薦の面接で大失敗を3つもやらかしましたので、その気持ちがよーくわかります。
そんな方のために、今回は私の失敗談を赤裸々に公開したいと思います。
これを読んで「そんな大失敗をしても合格できるのか!」と安心していただければ幸いです(^^;)
①志望動機がたったの7秒
私が受験した大学では「集団面接を行うので志望動機は1分程度にまとめておくように」という告知がされていました。
私は心配性でしたので、寝起きでもスラスラと喋れるくらい完璧に練習したのを覚えています。
しかし準備万端で挑んだ当日、悲劇が起こりました。
面「では次の方、志望動機をお願いします」
私「はい、私は小さい頃からコンピュータに興味があり、将来はコンピュータ関係の仕事に就きたいと考えておりました。・・・・・・・・・・・・・(頭が真っ白)」
面「・・・・・・終わりですか?」
私「いえ、そんな中で貴校の・・・・・・・」
面「・・・・・・」
私「すみません、ど忘れしてしまいました・・・」
面「そうですか。では次の方」
衝撃でした。
あんなに練習したのに最初の一文しか出てこないなんて。
この失敗で私はパニックになり、だんだんとペースが崩れ始めます。
②見当違いの回答
次の質問は「本学科(情報工学科)で学ぶことをどのように活かしたいですか?」というものでした。
そこで私は「プログラミング学習を活かしてゼロからゲームを作りたい」と答えようと思ったのですが、ここで想定外のことが起こります。
なんと私の前の人も「ゼロからゲームを作りたい」と答えたのです。
この状況で私がゲームを作りたいなどと言ったら「またど忘れしたから前の人をマネしたのか」と思われそうです。
急いで別の回答を考えねばと焦った私は…
面「では次の方、本学科での学びをどのように活かしたいですか?」
私「貴校で学べるコンピュータの知識と、私のピアノ経験を活かしてコンピュータミュージックをやりたいです!」
面「・・・うーん、コンピュータミュージックなら趣味でも普通に出来るけどね(笑)」
面接官の指摘はごもっともで、コンピュータミュージックをやるのに情報工学の知識など必要ありません。
もはや、大学をパソコン教室か何かと勘違いしてるヤベぇ奴と思われたことでしょう。
③入学後に落ちぶれる自信がある発言
すでに私のメンタルはボロボロでしたが、そこへさらに面接官から追い打ちがかかります。
情報工学科を希望しているにもかかわらず、私が高校で理数科目を全然とってないことを突っ込まれたのです。
そこを突っ込まれることは事前に想定していたので回答は用意していたのですが、「ここで何か良いことを言って挽回せねば!」と焦った私は、とんでもない空回りをします。
面「理数科目を全然とってないようだけど、大丈夫なの?」
私「はい、その点については私も問題であると自覚しておりますので、既に参考書を買って勉強を始めております」
面「・・・口ではみんなそう言うんだけどさぁ、いざ入学させてみたら全然勉強してなくて、どんどん落ちぶれてく人が多いんだよ」
私「はい!その点については自信があります!」
面「いや、何の自信?(笑)落ちぶれる自信?(笑)」
私「あ、いえ・・・勉強を・・・やり抜く自信・・・です。。。(汗)」
・・・やる気アピールをしようとして意味不明なことを言ってしまいました。
この瞬間、私は完全にメンタルブレイクし、その後の面接内容については全く記憶がありません。
気付いたときには既に帰りの駅のホームにいました。
それでも合格だった
それからしばらくは生きた心地のしない日々を送っていましたが、後日、無事合格の知らせが届きました。
後で高校の先生から聞いた話ですが、指定校推薦の面接は形式的なものだから、よほど悪態ついたりしなければ落ちないとのことでした。
面接で失敗をしてしまった方は不安で仕方ないと思いますが、私のような大失敗をしても合格はできますので、気をしっかりもって日々の生活を送っていただければと思います。