スワレやフセなどのコマンドを教える前に、絶対にまず教えておかなければならないのがアイコンタクトですサッカーなどでは、アイコンタクトしただけで、パスの出し手と受け手が上手く動いて、パスが継ながったり、シュートまで行けたりすることが良くあります。


それと同じで、飼い主と犬もアイコンタクトによって、これからご主人様が何か命令するぞ、と犬に分かってもらわなければなりません。そうすれば、その後の行動がスムーズに運ぶので、トレーニングもやりやすくなります。やはりれ、犬と飼い主の意思の疎通を図るためにも、アイコンタクトはとても重要です。



 それでは、アイコンタクトをどのように教えて行けばいいのかを説明します。

最初は部屋の中のように、雑音がなく落ち着ける場所を選んでください。まず犬を座らせて、姿勢を低くします。その方が反応しやすいと思います。そうして、犬と向かい合います。次に、犬のお気に入りのおもちゃやおやつを手に持ちます。名前を呼びながら、おもちゃを持った手を自分の顎の下あたりに持ってきます。犬と目が合ったなら、ご褒美をあげて、褒めてあげます。これを何度も繰り返します。


 部屋の中でできるようになったら、次は外で、同じように練習します。それを繰り返しながら、おもちゃやおやつがなくても、名前を呼んだだけでアイコンタクトがとれるようになれば終わりです。繰り返しやればできるようになりますから、頑張ってやってくださいね。