今回は、大学前期が終了したので、学んだこと、今考えていることを総括したいと思います。


今、僕は心理学をいかにスポーツに応用するかを考えています。具体的にはマイナスの状態を0にまで治すドクター的な存在になるか、0の状態からプラスの状態に改善するフィジカルトレーナーのような存在になるか、もしくは両方かの選択になると思っています。そこで、フィジカルトレーナーのような存在になる場合、「トレーニング」という名のついたものが必要であると考えました。なので、今考えていることは、空間認知トレーニング、注意トレーニング、運動学習トレーニングの3つを考えています。(まだまだ知識が浅いため、増えるかもしれないし、減るかもしれませんが。)空間認知トレーニングでは、相手がどこにいるのか、どの程度の距離なのか、スペースはどれほどあるのか、自分の見えていないところでどのようなことが起こっているのかをより高度なものにしていくもの、注意トレーニングでは、自分の視野に入ったものをより鮮明にして、網膜に映ったもの全体が意識に上るようにするもの、運動学習トレーニングは監督の指導をより短時間で吸収するというものです。


そして僕が今興味のあることがニューロフィードバックによる空間認知向上法。ニューロフィードバックとは脳の脳細胞を鍛えることで、運動を強化するものです。例を挙げます。それぞれの傾きをしている線分に対応する脳細胞があることが分かっています。そのため、45度傾いた線分を見せるとその角度に対応した脳細胞が発火するのです。その45度の線分に対応した細胞をより発火するトレーニングを積むことで45度の線分を識別する能力が上がるというものです。これを空間認知に置き換えてみましょう。実は空間認知に対応する脳部位が分かっています。そのため、その脳細胞を強化することで、理論上は空間認知能力が上がることが期待できます。それはとどのつまり、プレーヤー間の位置の正確性、パスミスの軽減、自分の立ち位置の正確な認識、正確なスペースの発見等が期待できます。詳細は省きましたが、そうすれば、一つ空間認知トレーニングが出来上がるわけです。

他にも、スポーツ熟練者は初心者とは見ているところが違うことや、熟練者を観察している方が初心者を観察しているよりも成長が早いことが分かっていますし(そういう意味でプレーヤーがプロの試合を見ることも効果があるのかもしれませんし、指導者のデモ自体の重要性とその質の重要性が分かります。)、それから内田篤人の「遠くを見ていれば近くも見える」という発言も興味深いですね。

かつて、プロサッカー選手である本田圭祐はこのようなことを言っていました。「目標までの筋道が見えたら達成したようなものだ。あとは自分をどれだけ信じて努力できるかだ。」と。今、僕は自分なりの筋道を立てています。あとは、修正を利かして効率的に頂上にたどり着けるかだと思います。今立てている筋道が必ずしも頂点にたどりつくとは限らず、僕の勘違いかもしれないからです。まさにイビチャオシムの言うように、「サッカーは人生の大学」ですね。

ちなみに、サッカー好きの方はご存じかと思いますが、彼はまたこのような事も言っています。「ワールドカップで優勝するには、個の力を成長させる必要がある。」僕はこれが社会に適用することができるのではないかと思います。例えば、異常気象、いまだに残る原発問題、韓国問題。僕が生きている地球のことをどれだけ知っているかを考えてみると僕はとても恥ずかしくなります。活動を起こすところまでいかなくとも、これらを知ることはサッカーに関わるものとして、というより人として知るべき問題なのかなと思います。地球人というサッカーチームの一人のチームメイトの成長として知るべきであると思うのです。

最後は話がそれましたが、充実したゼミを送らせていただきました。これからも役立つ情報を発信していけたらと思います。