「なんでだろう。どうして人って自分の事しか考えられないの?」
「・・・。」
「どうして自分の都合のいいようにしか生きる事ができないの?」
「・・・。」
「どうして平気で嘘をつくことができるの?」
「・・・。」
「どうして・・・
どうして平気で人を裏切るの?」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「どうしてこうなったの?」
「・・・。」
「いや、間違ってたのは私たちなんだ。」
「・・・。」
「近づきすぎたんだ。」
「・・・。」
「近すぎて見えなかった。」
「・・・。」
「自分の間違いに気が付けなかった。」
「・・・。」
「自分の間違いを直すことができなかった。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「わがままは嫌い!」
「・・・。」
「理不尽は嫌い!」
「・・・。」
「そして・・・、
裏切りは大嫌い!!!」
「私は気付くことができたよ?」
「・・・。」
「私は努力出来るよ?」
「・・・。」
「君にも気付いてほしいんだよ?」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「近づきすぎたんだ。」
「・・・。」
「近すぎるからわがままに生きてしまったんだ。」
「・・・。」
「君は気付けないんだね・・・。」
「・・・。」
「努力できないんだね。」
「・・・。」
「自分を見つめることができないんだね。」
「・・・。」
「残念だよ。」
そう言って2人は互いに背を向けて歩いて行った。
自分の悪いとこに気付けない人、気付いても直そうって思えない人ってすごくかわいそうな人だと思った。