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桜看取り

母が亡くなって、もうすぐ2ケ月がたとうとしていますガーベラ

 

早いような、記憶もあまりないような

今思うのは、時間は確実に前に進んでいて、私は生きているってこと。

 

1年10ケ月前に、「胆管がん」と言われてから、母の想像以上の強さを見た。

今思えば、どれだけ辛かったんだろうって桜

 

最初の一年間は、「胆管がん」だって忘れる時もあるくらい、元気だったね。

母の場合、体力がなく抗がん剤治療も月に1回できれば良いくらいだったけど

それでも治療を受けれるようにって食が細いけど、たくさん食べようって

癌に良いからってきのこや海藻をよく食べてりんごにんじんキノコ

頑張っていたね。

 

それから去年12月に胆汁がたまり管をいれないと年内もつかどうかと

言われて、母は体に管を入れた。

生きることだけ前だけを見ていた。

 

買い物に行くとき最初は嫌がっていたけど、管をポシェットに入れて、

開き直って買い物していたね。

「じろじろ見られるけど、平気だ」なんてさおねがい

「見たい人は見れば良い」なんて

 

管に胆汁が詰まりやすいから、救急外来に行って管をみてもらったね

 

最初は1週間に1回くらい、その回数がどんどん増えていき、

今年に入ってからは、1週間に4.5回くらいにまで増えたね。

腹水がたまったり、足のむくみがひどくなったり

病気は進んで行ったけど、それでも母は前だけを見ていた。

 

旅行が大好きな母が、外出できなくなったので

3月初旬に家族で近くの温泉に泊まった時、最高にうれしかったし楽しかったな照れ照れ

 

ずっと母の熱が下がらなくて、行けないかもって心配したけど熱も下がって行けたね。

 

母と温泉に入って、背中を流して。

体から管が出ているのを、ほかの人に見られたくないから、

お風呂付のお部屋にしてもらって大正解びっくりマーク

 

こんなに痩せて骨がごつごつ見えるんだから、お風呂がほかの人と一緒なんて

嫌だよ。当たり前だよ。

 

食事も母の好きな、果物や、海藻等あっさりしたもので、食の細い母がたくさん食べてくれて、家族みんなで大笑いしたね飛び出すハート

 

「お母さん、こんなに食べられってら」

「んだな、食べられんなあ。」

 

また5月に温泉行きたいなあなんて言っていたのにね。
「あの旅館すごく料理も良くていがった。まだいぐべ」

 

あの時、もしかしてもっと長生きしてくれるんじゃないかって

私たちみんな、期待しちゃったよ。

いつもそうしてお母さん頑張ってくれたもんね。

 

母が私たちに元気くれたんだね飛び出すハート

 

それから少したって、母の調子が悪くなってきました。

 

4月初旬に抗がん剤治療を受けるために、病院に行ったら

数値が悪いので即入院。

 

でも母も私たち家族もあきらめないよ。

 

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