忙しくて、このところ全然記事が書けていません。
短い文章を書くくらいの時間はないこともないのだけど、
前にも書いたように僕は、150位の力が余っていないと
100のことができません。今の力は80くらいなので、
やらなければいけないことしかできません。

このところで気になったことを一つ。

しばらく続いていた定率減税が、ここ何年の間に段階的に
廃止になるそうです。今年は配偶者の特別控除もなくなったし、
フリーターやパートに対する徴税も厳しくなるそうです。

僕は元来、特別控除をはじめとする専業主婦に対する不公平な
優遇措置には否定的な立場をとる人間なのですが、
職業教育や保育所の整備などの環境整備もできていないうちに、
いきなり特権を取り上げるのもどうかと思います。

一方、相変わらず手厚いのが住宅取得に関する優遇措置。
住宅ローンはほぼ永久に所得控除の対象になるみたいだし、
それなら、賃貸家賃も所得控除しないと不公平だろう、
と思ってしまいます。

景気対策、と言えばそれまでですが、国の教えに従って、
身の丈に合わない安易な住宅取得の結果、住宅ローンが
払えなくなり、それが銀行の不良債権になり、景気の足を
引っ張ってきたことは無視なのでしょうか。

教育の分野にしても、「ゆとり教育」をあれほど声高に叫んで
導入したのに、ちょっと国際的な学力順位が下がったからと
言って、もう見直しです。「教育」という国家のかたちを
作る根本的な重要事項に関してもこの扱いです。

国がくれるアメには、かならずムチがついてきます。
それは直接的なものだけでなく、間接的にも私たちの
生活を縛り、自由を奪います。
住宅ローンで30年。教育で一生。

国があらゆる面から優遇していない生き方がひょっとしたら
個人にとっては幸せなのかも知れませんね。