「僕の心の闇」

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子供嫌いだった。~その1
子供嫌いだった。~その2
子供嫌いだった。~その3
子供嫌いだった。~その4

僕には夢があります。

奥さんの会社が軌道に乗ったら、会社を辞めて奥さんの会社を
手伝うという夢。

二人で車に乗って日本一周するという夢。

50歳までに引退して、タイあたりでまた会社を二人で
起業するという夢。

これらは単に夢見ているだけではなくて、実際に計画してすでに
動いている夢です。
そういう意味では「プロジェクト」と言った方がいいかも知れません。

こういうことは、結婚する前からおぼろげながらも考えていました。
そして、経済的な面からも能力的な面からも自分は絶対に実現できると
いう自信がありました。

その流れで当然のように「結婚しても子供は持たない」という
考えが生まれてきました。今まで書いてきたように生来僕は、
生理的に子供が嫌いだっただけでなく、自分の人生にどういう
影響を与えてくるか分からない他人の存在は、邪魔だと思っていた
からです。

もちろん、結婚相手も独立した別の人格ですから同じことが言えます。
しかし、その場合結婚相手とは「離婚する」という選択肢も選べます。
相手のせいで、もしくは相手といるところの自分のせいで、
人生がうまくいかないことが分かれば、勝手だろうが何だろうが、
別れれば済むことですから。人生は一回なので我慢するのも程度が
あります。

子供はそうはいきません。子供が自分の人生に悪影響を与えることが
分かっても、どこまでいっても親は親です。万引きしたり、
引きこもりになったり、人を殺したりすれば、当然自分の人生に
少なからぬ影響を与えます。関係ない人から「育て方が悪い」
なんて言われ、自分が悪い訳ではないのに遺族の方に頭を下げ、
多額の賠償金を払い、場合によっては首をつって文字通り自分の
人生が終わってしまうかも知れません。

また、正直言えば、万が一自分の子供が何らかの障害を持って生まれて
きたら僕の夢どころか人生自体おしまいだ、と思っていました。
本当にお恥ずかしいことですが。

それなら、そんな不確定要素が多い子供は持たない、とするのが合理的な
選択ではないでしょうか。
世の中には、他人のために人生を費やすのが好きな人もいるでしょうが、
僕はそうではなかったからです。

ただでさえ不確定要素の多い人生です。何も好きに不確定要素を
増やさなくてもいいのでは?・・・これは子供を持つことを決めた
今でさえ、時々僕を襲う僕の心の闇です。