「行かなければ出逢えない。」
この夏、仕事で小型船に乗る機会があって、
あまり気乗りのしないまま港に向かいました。
その日は、波も高いとは言えないまでも平穏ではなく、
かなり揺れることが予想されました。
船酔いはしない方ですが、その時、疲れていたこともあって
ひょっとしたら目にも当てられないことになるかもと思って、
ますます憂鬱になりました。
そんな中、30分ほどの航行が始まりました。
結構スピードが出ます。
最高で自動車と同じくらい、約60㎞ほどは出るそうです。
しかし、自動車と違うのは揺れと衝撃!ジェットコースターに
乗っているようでした。
海から見る景色はそれなりに新鮮で面白いものだったけど、
所詮田舎町、だんだん景色にも飽きてきました。
あとは時間が過ぎるのをひたすら待つことにするか。
その時、誰が沖を指さしました。「あれは?」
その指の先には、無数の魚みたいなものが
飛び跳ねていました。
「イルカだ!」
信じられないことに、映画やテレビでしか見たことの無かった
イルカが群をなして飛び跳ねています。
まるで映画「グラン・ブルー」のパッケージのように。
退屈で中には気持ち悪そうだった人も含めて、
船に乗っていた20名ほどの皆の視線が
そこに釘付けになりました。
おじさんもおばさんもにいちゃんもねえちゃんも。
子供のように目を見開いて。
実はこの乗船は強制というものではなく、
前もって希望者を募って、行われるものでした。
僕は申し込みの時はそれほど何も考えず、
手を挙げていました。
同じ職場からは、3人しか参加しませんでした。
こういう言わば「余計なもの」「やらなくてもいいもの」に
ついては、我が職場に限らず人気がありません。
僕も「めんどくさい」と思っていた。
しかし「なにかあるかも」という好奇心がそれを制しました。
世の中にはたくさんの「機会」があり、それは今回のように
必ずしも良いものばかりとは限りません。
だけど機会との遭遇を積極的に増やすことによって、
良いものに出逢える回数は確実に上がります。
僕はかなりのめんどくさがりやなので、
今までたくさんの機会を逃してきたかと思います。
だけど、積極的に「機会」を見つけ、チャレンジしている人に
たくさん「出逢い」、徐々に考えが変わりました。
(その主たる存在が奥さんです)
それでも僕は、まだまだ重度のめんどくさがりやさん
ですが。(笑)
「行かなければ出逢えない」
これは真実です。あらゆるイルカに出逢うためには。
これが、昨日の記事についての僕なりの答えです。