タツヤ君が入ったことによって、歓迎会というか親睦会をやろうと言うことになった。
これは、私の時にもやってもらったんだが、私はその日夜勤だったので・・・
行ってもお酒は飲めないし、ただ単に数時間早く出勤させられたようなものだった。
歓迎会と言ってはいるが、支配人が飲みたいだけなんだ。
その後も何かしら飲み会はあったのだけど、行きたくなかったので全部不参加にしていた。
だって、酔ってタチが悪い人が主催じゃない?
行くだけ無駄というか・・・何が起こるかわかったもんじゃない。
パルプンテの内容にいい物なさそうだもの。
行くわけないないっ。会費だってそこそこ高いし!
支配人抜きの飲み会なら、喜んで行きますけどね。
だから今回も私は不参加のつもりでいた。
若パパも行かないって言ってたし、夜勤ベテランの先輩もその日出勤だしもちろん行かないって言ってたし。
サクラもちょっと家での事情があり不参加っぽいなって流れだったし。
サクラも来ない上に夜勤メンツほとんど居ないなら、当然不参加っしょー。
そう思ってた。
「お、俺の歓迎会なんすよね・・・。お・・・俺の・・・」
「あ・・・(察し」
タツヤ君が何かを訴えるようにこちらを見ている。
主賓が不参加ってわけには行かないもんね。
支配人は歓迎会って銘打って飲みたいだけなんだけど・・・
行かない訳にはな・・・
「ユイさん・・・」
タツヤ君が助けて欲しそうにこちらを見ている
「い、いや・・・私にもほら予定が・・・」
オンラインゲームくらいしかないけれど
「夜勤が俺一人とかめっちゃアウェイじゃないですか・・・頼れるのはユイさんしか居ないんですよ」
タツヤ君が道連れにしたそうにこちらを見ている
「あ・・・うん。起きれたら行くかな・・・。うん・・・頑張って起きるから大丈夫」
だからアイフルレベルのつぶらな瞳でこちらを見るのをやめてください。
結局、フロントの主任やメイクの主任からも口説き落とされたので・・・タツヤ君を振り払っても私は参加しなければいけない運命だったのだと思う。
主任達も立場上出勤しないわけにはいかないからね。
そして嬉しい事に中番と交代するために、支配人は最初参加するだけで、後半は仕事に戻るって話だった。
つまり、私が着く頃には居ないはず!いえぁー!!
当日だって、ちゃんと起きる気ではいたよ。
でもその日はタツヤ君も出勤だから出勤前の数時間参加するだけにするって言ってたし
私もそれくらいで行けばいいよねって思ってた。
当日。主任からモーニングコール来たからね。
どんだけ、道連れに全力なんだよ・・・と思いながらも、予定より少し早いけど行く準備をした。
支配人がいないなら楽しめそうだしね。
早く行っても問題ないかなって思ったんDETH
電車に乗ったところで主任にメールを送る。
「今、電車乗りましたー。30分後くらいに到着予定ですので!」
「わかったー。特等席取っておくからね☆」
「支配人の正面、もしくは隣は特等席とは言いません。罰ゲーム席です。」
「バレたかー」
「と、言うよりまだ居るんですか?早く中番と変わるために帰ってくださいって感じなんですが」
「さっきまで中番の仕事してて、交代してさっき参加した所だよ。最後までいるよ。・・・待ってるからね?」
絶句。
・・・待ってるからね?=逃げるなよ 理解しました。
「・・・はい。腹くくって行きますわ」
支配人居ないし、少しくらい早く行ってもいいかって・・・
そんな事考えなきゃ良かったよ。
飲み会のはずなのに、こんなに足が重いなんて初めてですよ・・・。
支配人相手に油断するべからず。
予想の斜め上行くことなんて日常茶飯事なのに・・・
なぜ、安心しきってたのか・・・。
歓迎会(罠)はまた次回