二人目のお客さんは至って普通だった

店で合流してすぐにラブホに直行

藤堂さんみたいな紳士っぽさもなく、普通に風俗で遊びたがるお客さんって感じだった



・・・・やっぱ、普通はこうだよね。

藤堂さんが特殊だったんだ。

みんな、あんなお客さんだったら、女の子はボロ儲けだしね・・・



久々の風俗仕事に少し疲れを覚えながら最後のお客さんの接客へ

このお客さんは常連の上に、会員ランクが上との事で、お客さんの元までお店側が送っていく事になっていた

タクシーでお客さんの元へ向かってる途中でにっしーに言われた



「最後のお客さんはすごい金持ちだから、でも絶対に同じ女の子を指名しない人だからさ。営業とかしてもたぶんムダだよ~。」



「そうなんだ~。」




「で、これが最後の人のバックね。終わるの遅くなるだろうし、先に渡しておくからさ。終わったらメールで連絡くれれば、そのまま帰っていいからね~。」



渡されたのは8万円

こ、こんなに?



「こんなに??」



「うん、でも結構店が着服しちゃってるから(*´∇`)アハハ」



いったい、そのお客さんはいくら払ってるというのだろうか・・・

このお客さんを掴めたら・・・かなりデカイのね


んでもまぁ・・・本当に愛人契約する気もあんまないので・・・

その方が私には都合がよかった

どうせ2ヶ月しか愛人クラブにはいないんだし・・・



連れて行かれたのは、新宿駅のそばにある有名な高級ホテル

自分の場違い感を感じながらもホテルの一室まで行く



部屋の前で、にっしーとお客さんがお金のやりとりをささっとして、私は部屋の中へ通される



こ、これは・・・



広々とした部屋の奥にもう一部屋・・・

あ、明らかに普通の部屋ではない・・・



「も、もしかして・・・スイートルームってやつですか!?」



「そうだよ~。」



「すっごーい(*´∇`) 私こんな部屋初めてです!!」



「そうなんだ~。僕は海外での仕事が多いので、日本にいる時はいつもホテル暮らしなんですよ。なので、日本でゆったり過ごすためにいつもこの部屋借りてるんです。」



「存分にゆったりですね~(*´∇`)」



ゆったりにも程があるだろ・・・・w

店の常連って言うからには、それなりに日本にもいるんだろうし・・・



ソファーに腰掛けて、世間話を始める

お客さんのお名前は尾西さん

なんとも、素敵な30代と言った感じで、藤堂さんよりも品があって、更にかもしだしてるオーラが違った

こんな男の人・・・本当にこの世に存在するんですか???




「何か飲む?部屋にある飲み物は何飲んでもいいよ。好きな物飲んで~。」



そう言うと、尾西さんは部屋に飾ってあった、ブランデーを取ってきて水割りの準備を始めた



それ・・・飾りボトルじゃなかったんですか・・・?




ヘネシー パラディ エクストラ 700ml 
¥37,800

これだったかな・・・?いや、リシャールだったかもしれない・・・

とにかくこんな形のブランデーだった・・・



そ、それ・・・めっちゃ高いですよね・・・?

それが普通に置いてあるって・・・

世界が違いすぎる・・・



とか、思いながらも



「あ、私作りますよ~。水割りですか~?」



「いや、ロックにしようかな。」



ロックグラスにアイスを入れて、お酒を注ぐ

なんとも言えないいい香りが・・・w



水商売なので、酒を造るのは慣れている



「ゆいちゃんは何飲むの?」



んー・・・

そりゃ、やっぱ・・・




「同じの頂きます(*´∇`) 私ブランデー好きなんで!しかも、こんないいの滅多に飲めないじゃないですか!!」



「あはは。これ、結構おいしいからね~。ぜひどうぞ。」



私もロックグラスにお酒を注ぎ乾杯する

それは、とても美味だった・・・


「こんなすごい部屋でこんないいお酒飲めるなんて・・・幸せです(*´∇`)」



「本当にブランデー好きなんだね~。女の子でロックで飲めるとか珍しいよね~。」



そうなの・・・?

仕事場で結構そうしてたから・・・特に気にしてなかったけども・・・



「そうですか?」



「なかなか、ブランデー飲もうって機会も女の子はないでしょ~?」



「あー・・・水商売してるんで・・・たぶんそれでですよ~。お客様でブランデー飲む方多いんで、いつの間にか慣れちゃいました(*´∇`) ってか、おいしいし!」



「ゆいちゃんは水商売なんだ?どこで働いてるの?」



「六本木です~。」



「僕もたまーに、付き合いで飲みに行くけど、六本木の飲み屋は品があっていいよね。ドレスとか着てて綺麗だし。」



今はどこのキャバクラもどれすですけどもね・・・w



「そうですかね?」




「でも、ドレスとか高いでしょ~?結構ドレス代とかバカにならないんじゃないの?」



「あ~・・・でも、お店で貸してくれるドレスあるんで・・・私はお金ないから自分では買ってないです。どうせならサイズやデザイン自分にぴったりの買いたい所なんですけどねぇ・・・w」



「一着でもいいから、いいの奮発した方がいいよ~。いいやつはラインが全然違うから、本当に綺麗に見えるし。」



「ですよね~・・・。やっぱ一着奮発するべきですかね・・・。」



今、私にそんな余裕はないけども!!w

奮発する金があったら、貯蓄だい(*´∇`)



そんなくだらない会話をしつつ・・・いい感じに酔いが回ってきた所でHへ・・・

尾西さんは至って普通のHだったが・・・

ありえないほど遅漏だった



2時間くらいやってたんじゃなかろうか・・・

私はまじでヘトヘトである



こ、これは厳しい・・・

いくら金持ちでも毎度この相手は体がもたぬ・・・w



プレイが終わり、帰る支度を済ませると

尾西さんが私にお金をくれた



「え!?バックもらってますよ!?」



「うん、帰りのタクシー代と、残りで奮発ドレス代の足しにして(*´∇`)」



足しにしてって・・・・

手元に諭吉が10枚あるんですけども・・・



「そ、そんな・・・さすがにこんな大金受け取れませんよ(・ω・;)(;・ω・)」



「たまたま今日は現金それなりに持ち合わせてたんで、気にせず貰ってください。ドレスにお金をかけて損はないですよ。」



「そうですか~・・・?でも、さすがに・・・これは頂きすぎな気がして・・・。」




「本当そんな気にするような金額じゃないからさ。」



そりゃ・・・まぁ・・・このスイートルームよりは安いのかもしれないけど・・・

今日初めて会った人にこんなに貰えないよ・・・


それでも、まだ渋ってる私を見て



「じゃぁ、今度お店に飲みに行くから、その時のために買っておいてね。」



そ、そう言われると・・・断れない・・・



「じゃぁ、お言葉に甘えて頂きます・・・。ありがとうございます(*´∇`)」



尾西さんの部屋を後にして、帰りの中のタクシーで私は店にメールを入れる


そして、その日の稼ぎの計算である


最初のお客さんがチップも含めて7万

次のお客さんが5万

最後のお客さんがチップ含めて18万


合計30万である



一日でこれはおかしすぎるだろ!?

自分で自分の稼ぎが怖くなった


ソープで働いててもこんなには貰えなかった

間違いなくチップがでかいんだろうけど・・・

きっと、こんなに稼げる事はもう・・・ないんだろうな・・・


でも、この半分でも余裕で500万溜まりそうだ

私は上機嫌で家へと帰っていった。