しばらく、ゲームをしていると、辻本さんがやってきた



「夕方から一人と、その後に一人。それから深夜に一人予約したい人いるけど・・・値段どうする?」



「うはん。そんなに!?」



「疲れちゃう?稼げる時に稼いでおいた方がいいで。」



「もちろん、全部こなしますけども!内容は・・・?」



「ん~・・・夕方の人は食事ともしかしたらHやて、夜の人はHだけ。深夜はHだけど、うちの常連さんで値段決まってるから最初の二人ね。」




「んー・・・Hの場合は5万くらいはほしいですー・・・。食事だけだったらどうしましょ?1万とかでもいいんですかね?」



「うん。いいよ~。じゃぁその辺で適当に交渉しておくわ~。」



機嫌よさそうに階下へ降りていく



「久々に予約いっぱいで機嫌いいんだね。今夜はいいもの食べれそうだ。」



にっしーがニヤニヤしながら言う




「しかし、本当に5万とかって言って納得するの?店にも少し払ってるんでしょ?」




「あぁ。その辺は大丈夫。お金持ちの会員ばっかだしね。」




「ふーん。」




「本当にいい人いたら、個人的に愛人契約しちゃってもいいよ。」




「それこそ、店の利益なくなるんじゃ・・・。」




「まぁね。でも、愛人探しのお手伝いってのがうちの店の名目だから。」




「そなのか・・・。」





夕方からのお客さんはお店まで来て、店にお金を払ってから私と出かけた

基本的にお客さんとは店での待ち合わせらしい



一緒に、西麻布の方へ食事に出かけた

普通に食事をご馳走になり、普通に、世間話をしてるだけだった

・・・こんな事で1万ももらっていいのかしら・・・

お客さんは藤堂さんと言い、優しそうなおじさん?おにいさん?だった




食事を終えると藤堂さんが



「かわいいし、いい子だったからHの方もお願いしたいんだけどいいかな?」



時計を見ると次のお客さんまでの時間はあった



「もちろん。」



「じゃぁ、移動しますか。」



藤堂さんの車に乗り込み、ホテルへと向かう



途中で藤堂さんがコンビニに寄り何かを買っていた



ホテルと言えば、私は普通のラブホに行くものだと思ってたのだが・・・

そこは普通のホテルだった



ラブホの方が安いだろうに・・・

休憩だけなんだし・・・



「俺、ラブホって苦手なんだよね~。雰囲気が嫌いなんだ~。」



ふーむ。金持ちの考えなんだろうな・・・うん。



部屋に入ると、財布からお金を出して私に渡す



「え!?え!?」



「お店には食事の分しか払ってないからさ。」



「あ、はい。」



金額を確認するべきなのだろうか?

しかし目の前でお金数えると言うのも・・・




「6万あるか確認してね。」



「あ、はい。6万あります。でも、私5万って言ってたはずなんですけど・・・お店に1万も払うんですか?」



「違うよ。お店にはどんな内容でも紹介料は変わらないから、お店の分は先に全部払ってあるからそれは全部ゆいちゃんのだよ。」



「え、じゃぁ・・・1万多いです。」



おずおずと1万を返す私



「ううん。それはチップとして貰っておいてよ。」



なんと!?

なんと!!!???



これから、どんなひどい要求をされるのだろうか・・・

そのための1万ですか・・・?


怖がりながらも、1万もしっかりもらう私だったが


Hの内容はいたって普通だった

むしろ、ソープに来る客よりがっついてなくて・・・

あっさりしてて・・・




そして、普通のホテルではゴムがなかったのだが・・・

藤堂さんはコンビニによってゴムを購入してたらしい



「前に、新人の子と遊んだ時に持ってなくて困ったからさ。それからは自分で買って用意してるんだ。」



ふむ・・・みんながラブホに行くとは限らないのね

私も自分で用意しておいた方がよさそうだ・・・




次のお客さんの時間も迫ってたので、私は一人でホテルを出る



「また、指名してもいいかな?」



「もちろんです。今日はありがとうございました!お金かかるしお店通さずに連絡先教えたほうがいいですか・・・?」



「いや、さすがにまだ一回しか会ってないんだし。ゆいちゃんが信頼してくれるまではお店通すよ。俺じゃなくても危ないから簡単に人に連絡先教えちゃダメだよ?信頼できるまではお店通さないと危ないよ。」



「はい!」



なんて、紳士なんだ・・・

こんな紳士なお客様いるなんて・・・素敵過ぎるじゃないか・・・



お店までのタクシー代としてさらに5000円貰い。

私は上機嫌でお店に帰ったのだった



なんて、おいしい仕事なんでしょう