大箱ホストクラブは働いてるホストの人数もかなり多い
全ての人を一度に覚えるのなんてほぼ不可能だし、すぐに覚える必要もない人だって存在する
NO上位の昔からいる幹部さん達と話す事なんてまずできる事もないわけで
かと言って、入ったばかりの新人さんとそこまで仲良くする必要もない
いつ辞めるかわからないから・・・w
私が仲良くなるべき存在は中堅所の今後売れて行きそうな人達なのだ
「始めまして、楓です。蒼希の教育係やってまーす。」
「よろしくおねがいしまーす(*´∇`)」
教育係、つまりそー君の力量を一番測る人である
重要な人だ
そー君と楓さんが話をするのを私は愛嬌を振りまきながら相槌を打つ
そして、楓さんという人物を分析する
なんともアンニュイな雰囲気を持ってる人で、ホストらしい色気は出していなかった
どちらかと言うと、お笑い系なのか・・・話のネタの豊富な人で引き出しの多さに驚いた
これが、ちゃんとしたホストクラブのレベルと言う物なのか・・・
しかし、多少フリーダムっぽさがあった
「ゆいちゃんと蒼希はどれくらいの付き合いなの?」
定番の質問が出される
「えーと・・・1年半くらいですかね?」
「1年半!?それってゆいちゃん・・・まだ18歳とかなんじゃ・・・・」
「ちょうど19歳になった時ですね。」
「はぁ~・・・まぁ、どっちにしても蒼希犯罪だよ・・・それ。」
「え、犯罪っすか!?」
「犯罪だわ~。羨ましいわ~。18歳の女の子を一から調教とか楽しそうだわ~。」
調教(゚ω゚)!?
「いやいや。調教なんてしてないですよ。なんですか、俺が上手く飼いならした~みたいなw」
「あれ、違うの!?」
楓さんが笑いながらとぼけて言う
調教・・・w
まぁ・・・されてたのかもしれないけども・・・w
「私が、自分から尻尾振ってついてったんですよ('ω'*)♪」
私は犬か!
一瞬楓さんの目が真剣な目になったように思えた
私の気のせいかもしれないけれど・・・
「俺もゆいちゃんに懐かれたいな~。」
「ちょっと、可愛がればすぐですよ。」
そんなお手軽子犬みたいな表現・・・w
「そうそう、さみしんぼだからかまってくれる人にはすぐ懐きます(*´∇`)」
って、どんだけ犬扱いするんですか!
自分で乗っておいてなんですけども・・・w
「じゃぁー。蒼希が席を離れてる時がチャンスだな。一番寂しい時だもんね。」
まぁ、そうなるのかな・・・?w
「じゃぁ、蒼希、ヘルプ周り行って来い。しっしw」
楓さんが上手にそー君をヘルプ周りに出す
「ゆいちゃんはいつも何時くらいに仕事終わるの?」
「えーと、2時か3時ですね~。」
「髪型可愛いけど、自分でやってるの?」
「いえ~。ヘアメイクさんです。不器用なんで、自分じゃできません(´・ω・`)」
「あ、じゃキャバクラなのかな?」
「まぁ、キャバクラと言えばキャバクラ・・・かな・・・?」
「まぁ?セクキャバとか?」
「そうですね。そっちが正解です(*´∇`)」
「へー。意外だぁ~。清純そうだったから、キャバクラじゃないと働けなさそうなイメージだったよ。」
ほーぅ。私のレベルも測ってるんですね。
いくらくらい使う客なのか見てるんですね。
あわよくば、枝とか連れて来た時ってのを考えてるんですね
水商売では大事なことですよね(*´∇`)
「個室タイプのセクキャバなんで、働いてる感じは普通のキャバクラと変わらないですよ(*´∇`)」
「え、それって六本木にあるって言う。噂のセクキャバ?」
噂?
「どんな噂かは知りませんけど・・・六本木にはありますねぇ・・・。」
「そーなんだぁ。」
ふぅんと。何を納得したのか不自然なくらい優しい笑顔で微笑む
ホストが一瞬見せた腹黒さだと気がつくのは後になってからだった
初日に着いてくれた重要所は楓さんくらいだった
あと、一緒に働き始めていた充君も着いてくれたけれど
大箱初日で、余裕がなさそうだったww