勝手な決意を胸に、私は店内に入る



「ゆいちん、久しぶりだね~(*´∇`)」



変わらぬ笑顔で迎えてくれるダイちゃん

あぁ、この笑顔に癒されるんだよなぁ・・・(´・ω・`)



楽しく4人で飲み始める


マヤちゃんとワタルも仲良さげに話してるので、一緒の席にして良かったなと思った

飲みに来てケンカしちゃうなんてつまんないもんね



奥の席で、サラともえちゃんが飲んでるのが見えた

向こうも私に気がつき笑顔で手を振る

しばらくしてダイちゃんはサラ達の席へヘルプに行った

そして・・・マヤちゃん達の会話に変化が訪れていた



「だからさ~。ソープの方が絶対稼げるって、終わる時間も少し早いんだから、一緒に居れる時間も長くなるじゃんかぁ~。」



「今の店でも充分稼げてるでしょ。ソープに行く気はないよっていつも言ってるじゃん。」



(゚ω゚)!?

なんて、ストレートな会話をしちゃってるんですか・・・

私は驚いた表情で2人を見る



「ゆいちゃん一緒の時にそんな話ししなくてもいいじゃん。」



マヤちゃんが少し怒り気味で言う



「マヤはソープの凄さがわかってないんだって。絶対楽だから」



それでも、まだ続けるワタル


なんとまぁ・・・テクニックのないホストだこと・・・

そんな事毎日言ってたら、すぐ客切れちゃうよ?



半分呆れた顔で見てる私にマヤちゃんが言う



「もう、なんか言ってやってよ。」



私がですか(゚ω゚)!?



「ゆいさんだって、ソープは稼げるって思いますよね~?」



お前アホだろ(゚ω゚)

友達にソープ薦める奴がいると思うか?



「まぁ、稼げる人は稼げるかもしれないけれど、楽には絶対稼げないよ。ソープの厳しさをわかってないのはワタルの方なんじゃないの?」



納得しないワタルにソープの給料システムや出勤システムの説明を長々とする

嫌ってほど、ソープの厳しさや辛さを言って聞かせる



「稼げる限度額が決まってるソープよりも、いくらでも稼げる可能性のある今のセクキャバの方が長い目で見ればよほどいいと思うけど?目先の金より、先の金でしょ。」


私は経験者であるため断固反対だ

絶対、今のセクキャバの方がいいと言い切れた


第一印象の時点から私に頭の上がらないワタルは、もう何も言いかえさなかったけれど

完璧に納得はしていないようだった



しばらくしてダイちゃんが戻ってきた



「ちょっと、ゆいちーん!最後って何!?」



... Σ(゚ω゚)


「ほぇ?」



「サラちゃん達が最後なんだからさっさと席もどりなって言ってたんだけどぉ~。」



あっちゃー・・・・

営業終了直前に言おうと思ってたのに



「えと・・・ごめんね(´・ω・`)」


私は順々に説明をする


「散々甘えておいて、もの凄く勝手なのはわかってるんだけど・・・本当ごめんね。今までありがとね・・・(´・ω・`)」



「やだよヽ(*`д´)ノ」



やですか・・・(゚ω゚)

ダイちゃんがめずらしく拒否反応を出した



「えっと・・・(´・ω・`)」



やだと言われても・・・私は電話には出ないわけで・・・



「やだからヽ(*`д´)ノ だから、俺から電話しないからゆいちんから電話してヾ(o`ω´o)ノ゛ムゥゥ」



そう来たか(゚ω゚)!



「もしくは、電話できる時にメール頂戴。そしたら、俺かけるから」



( ゚ェ゚)・・・


「別に毎日じゃなくてもいいから・・・。たまにでいいから・・・ダメ(´・ω・`)?」



そ、それをダメと言える方法を教えてくれ・・・凹●ポテッ



「あ、じゃぁ、ゆいちんが落ちこんでる時とか・・・愚痴りたい時だけでもいいから・・・ね(´・ω・`)?」



なんで、そこまで私との関係を続けようとするのだろう・・・

私がちゃんとした客になるのなんてすっごい先なわけで・・・

おまけに可能性なんてすっごく低いのに、なぜそこまで執着する・・・


でも、ここまで言われちゃったら・・・NOとは言えない



「そんな時だけ電話するってのも・・・(´・ω・`)なんか悪いよ・・・。」



「悪くないから、俺がいいって言ってるんだからヾ(。`Д´。)ノ」



「わかった(*´∇`)」




本当・・・なんでお金にもならないのにこうも執着するのか・・・

店に来てと言わない営業スタイルみたく、これも営業スタイルの一つなのだろうか?

こんな営業ばっかしてたら、全ての客が定着するのに何年かかるのだろうか・・・

NO.1取れるようになる頃にはおじさんだよw



本当不思議な営業スタイルなホストだった


でも、誰よりも優しいホストだった