そんなバカな!
こんな事で辞めてもらうと??
アスカの顔はもう真っ青
そりゃ、そうだ・・・
ホストに通うために必死に働いてるのに
この店以上に稼げる店なんてなかなか・・・
でも、それは私も同じ事か・・・w
まいったな~・・・
こんな展開になるなら、だまってアヤカに言いたいこと言わせておくべきだったか?
そー君にこんな事話したら笑われるんだろうなぁ・・・
「べつに、アスカだけでいいよ。ゆいちゃんは居ていいよ。」
アヤカがこうちゃんに言う
なんだそれは!!
別にお前にクビつなげてもらっても嬉しくないわ!
「何言ってるんですか?」
こうちゃんは、もちろんまだ怒っている
「辞めてもらうのは、アスカさんとアヤカさんです。今日までお疲れ様でした。明日から来なくていいです」
なんと!?
売り上げのいいアヤカをクビ!?
私はめちゃくちゃ驚いた
しかし、もっと驚いてるのはアヤカ本人のようだった
「え??」
アヤカはまだ理解できないのか、何も言い返さない
「お疲れ様でした~」
もう、これで終わりにしてくれと言う感じに、こうちゃんは店長室を出て行ってしまった
残されて唖然とする4人
やっと、理解できたのかアヤカがけんちゃんにつっかかり始める
「ちょっと、どういう事よ?なんで私がクビなわけ?ありえないって。」
いやいや・・・ケンカ買っただけでクビにされたアスカの方がありえないって言いたいだろうに・・・
「藤崎さんの決定ですから、僕には何もできませんよ」
けんちゃんも、もううんざりと言った表情で言う
「もういい!本部長に電話する!!」
そう言ってアヤカも部屋を出て行く
これで、アヤカのクビだけ取り消されたら・・・なんか納得いかないな・・・
「あたし、帰る・・・」
残るは、けんちゃんと私
2人して深いため息をつく
「巻き込んじゃってごめんね。ゆいさん。」
「いえ・・・逆に引っ掻き回したような感じになっちゃった・・・。」
「これで、良かったんだと思うよ。アスカさんもアヤカさんも、遅かれ早かれクビにはなってたと思うし・・・」
そうなのか・・・
2人ともすでにクビ候補だったのか・・・?
「でも、なんかなぁ・・・」
「とりあえず、着替えて帰る支度しなよ。」
「そうします・・・。」
更衣室に戻ると、アヤカとアスカが無言で着替えていた
さすがに、もうケンカはしないらしい
下手に火種になってはいけないので、私も無言で着替えを始める
アヤカが先に着替えを済ませ、更衣室を出て行くと
入れ替わりで、ミレイ達が更衣室に入ってくる
「大丈夫だった?」
レイナちゃんが心配そうに聞く
アスカがざっと経緯を説明する
もちろん、みんなの反応は納得いかないって感じだった
「これで、アヤカが本部長に電話して、アヤカのクビだけ繋がるとかなったら・・・真面目に納得いかないよ・・・」
アスカが悔しそうに言う
そりゃ、納得行くわけがない・・・
とりあえず、みんなでご飯にでも行こうと言う事になった
んー・・・
店を出ようとした所で私は立ち止まった
「ごめん、後から行くから先行ってて。」
なんとなく、こうちゃんと話がしたかった
アスカの事をどうにかして貰えればって気持ちもあったけれど
あそこまで怒ったこうちゃんを見たのが初めてだったので
なんか、少し心配だったから