なんと表現していいかわからない感情が心に芽生えた

ユリエの時に似ている感情だったけど

怒りと言うより・・・怒りを通り越して呆れたと言うのだろうか?



「それだけ、言いたいこと言えばもう満足なんじゃないの?」



アヤカの怒りはもう発散されてもいいほどの、ひどい言葉を発した

少なくとも私はそう思う



「なんで?満足なわけないじゃん?この女がわからなきゃ、また同じ事で不愉快になるに決まってるじゃん」



不愉快?



「いったい、どうすれば満足なの?これ以上どんな我儘を重ねるの?」



「この女が、この店にいる意味がわかんない。指名もとれないし、見た目だってひどいんだから、いる意味なくない?おまけに手癖悪いとか、まじありえない。」



そう言って、こうちゃんの方を見る

アスカをクビにしろと言わんばかりに・・・



アスカは言葉もなく座っている

それはけんちゃんもこうちゃんも同じ


あくまで冷静にと思っていたけれど

私も我慢の限界だった


自分の友達をここまでけなされて・・・黙ってられない



「私からしてみれば、アヤカを雇ってる意味の方がわからないかな。」



「はぁ?ゆいちゃん何言ってるの?」



「それはこっちのセリフ!あんた今まで何言った?どんだけヒドイ事言った?この世に何言われても傷つかない人間がいるとでも思ってるわけ?」



「言われるような自分が悪いんじゃないの?そこで、ゆいちゃんが怒る意味がわかんない!」



「アヤカの我儘のせいで、いままでどれだけの子が不愉快になったかわかってる?あんたが不愉快になる以上に、不愉快にさせられてる子がいっぱいいるわけ。少しは我慢するとかできなんですか?いったいどこの子供ですか?」



言い過ぎたかなとは少し思った

それでも、アスカが言われた事に比べれば軽いもんだ・・・

私の怒りだっておさまらない



「まじ、意味わかんないし!いったい何なの!?」



「わかんないなら、わかるまで考えなさいよ!注意してるんです。自分の行いを改めて欲しくて注意してるんです」



アヤカの表情がさらに怒りの表情に変わるのがわかった



「なんで私が、注意されなきゃならないの?しかも、ゆいちゃんにされるとかありえないし!」



今度は私とアヤカのケンカになりそうだと思ったのか、これ以上続けてもムダだと思ったのか・・・

こうちゃんが間に入る



「うん、もう・・・やめましょうね。」



「店長ならなんとかしてよ!本当ありえないって!!」



こうちゃんも、少し怒ってるようだった



「こんなくだらない事で揉めないで下さいよ。アヤカさんはすぐ我儘言うし、アスカさんもすぐムキになってケンカを買わないで下さい。」



2人を宥めるように言うが・・・

アスカだって今回のは絡まれ具合の問題であって

買いたくなってしまうのも仕方ないと思うのだが・・・



「この女がいなければいいじゃない。この女雇っててもメリットなんてないじゃん。ゆいちゃんまで私にわけのわかんない事で怒るし・・・本当ありえない!」



一番わけのわからない事で怒ってるのは お ま え だ!

こうちゃんが、穏便にまとめようとしてるのに、まだ文句をたれるのか?



こうちゃんのイライラも頂点に近づいて来たようだ

こうちゃんを見るけんちゃんの顔が青ざめている・・・



「わかりました。それじゃ、2人には辞めて頂きます。」




( ゚ェ゚)・・・ソンナバカナ・・・