営業が終了して自分の客を送り出し、待機席に戻る
すでに、ミレイ達は待機席にいた
「あ、ゆいちゃん、お疲れ様~。」
レイナちゃんが、私に気がつき声をかけてくる
「おつかれ~」
そう言いながらみんなのそばに座る
「さっきの声聞こえました?」
ミレイが私に聞いてくる
「うんうん、聞こえたよ~(´・ω・`)いったい何があったのー?」
「それが、私達はみんな客席についてたからさ~。何が発端だったのかわかんないんだよね。」
レイナちゃんが心配そうに更衣室を見る
「そっか・・・。」
なんだったのだろうか・・・
そこへ、ニノキチが待機席にやってきた
「本日の営業は終了です、みなさんお疲れ様でした~。着替えて帰る支度して結構です。」
『お疲れ様でした~~』
各々、更衣室へと向かい始める
あれ・・・アスカたちが更衣室にいるんじゃないの??
さすがに、みんなの前で揉め続けるのはまずいんじゃ・・・?
「あ、ゆいさん。藤崎さんが呼んでます。着替えないですぐ行ってください。」
ニノキチが私に言う
(゚ω゚)?
「失礼しまーす。」
店長室に入ると、やはり・・・アヤカとアスカの姿がそこにはあった
けんちゃんと、こうちゃんが2人を宥めているようだが
案の定、すばらしいケンカに発展していたのだった
なぜ、こんな場面に私を呼んだ( ゚ェ゚)
私の登場により、一瞬2人のケンカは止まる
が、すぐにお互いに何かを喚きまくっている
小学生のケンカかよ( ゚ェ゚)
けんちゃんがどうにかして、と目で訴えてくる
なんで、私が・・・
「ストップ!2人ともストップ!!」
しかし、2人はとまらない
すこしイラっとする私
私、関係ないのにここに呼び出されてるんだ
いったい、何が原因なのかくらい教えてくれ
「はい、話を聞く!」
テーブルを叩いて二人を睨んでみる
めずらしく、怒り口調だったせいか、2人は止まった
「とりあえず、座る。子供じゃないんだから、自分の思ってること全部喚き散らさない。」
2人とも、大人しくソファーに腰掛ける
「で、原因はなんですか?営業中に、しかも客席にまで聞こえるような声でケンカするなんて、何を考えてるんですか?」
2人とも、しばらく黙っていたが
アスカが口を開く
「待機席で、急にアヤカさんに怒鳴られただけだよ。」
「アヤカは何が原因で怒鳴ったの?」
「この女ありえないんだもん。だから怒鳴ったの。」
本当、子供か・・・?
「何がありえないのかな?」
「仕事できないくせにヘルプつくし、私の指名客と個室行きそうになるし。」
なんと(゚ω゚)!?
それが本当ならそれはまずいけれど・・・
「別に個室になんて行こうとしてないし!人の客と個室行こうとなんてしません!」
「そんなの嘘だね。あの会話の流れは行こうとしてもおかしくないもん!指名なくて稼げないからって人の客に手出すとか最悪すぎるじゃん!!」
また、言い合いが始まりそうになる
「その会話の流れがわからないから、なんとも言えないけれどね。結局、個室には行ってないんでしょ?アスカは人の客盗るような子じゃないし、アヤカの客だってアヤカを指名してるわけだからヘルプの子と行こうとか思わないと思うのが普通でしょ?もう少し、客もアスカも信じてあげてもいいじゃない。」
「でも、腹立つんだよ。」
「そんな意味わからない事で腹立てられるこっちの身にもなって欲しいんだけど?」
本当、2人ともケンカ越しすぎる・・・
「だいたい、この女があたしの時計とか盗った犯人かもしれないじゃん。客盗ろうとするんだし、物だって盗ってたって全然おかしくない!」
絶句である・・・
そこまで、物に執着してたのか
「私が盗ったって証拠があるわけ?こっちは何もしてないのにそんな意味わからなく怒鳴られるなんて、それこそありえないんだけど!?我儘ばっか言って、なんでも自分の思い通りになると思ってるその根性本当ムカツク」
アスカの言い分はもっともである
しかし、最後の売り言葉はまずいんじゃ・・・?
「何言ってるの?あたしなら、我儘言って当然じゃない。ブスでデブで指名も呼べないようなあんたとは違うのよ。」
( ゚ェ゚)・・・
この女腐ってるな・・・
アスカも言葉を失う
「いっつもヘラヘラ遊び気分で仕事してるんだし、たいした仕事もできないくせに私に文句言うとか間違ってるんだけど?」
みんな硬直している。
けんちゃんも、そして、こうちゃんまで・・・