次の日の仕事場は、盗難騒ぎの噂で持ちきりだった
おおっぴらには話さないけれど、みんな疑われた事やら
アヤカの態度やら・・・
盗難が起きた事実に、なんとも言えない感情を抱いたのだろう
アヤカも悪い子なわけじゃないんだ・・・
でも、思った事を留めて置けない子と言うか・・・
今で言うとKYって言葉が妥当なのかもしれないが、当時はそんな言葉なかった
ただでさえ、少し浮き気味だったアヤカがより一層浮いたのは言うまでもない
「そんな事あったんだー。」
昨日は早く帰っていた、アスカとカオルは自分達も疑われメンツに残っているんだなと・・・
少し嫌そうな表情をしていた
しかし、もう調べようもないんだし・・・
誰が犯人かなんてわからない
証拠がない限り、誰が犯人かってわかるわけもないのだから
アヤカには悔しいだろうけど諦めてもらうしかなかった
しかし、アヤカの根に持ちようは・・・半端な物ではなかった
あの子は容疑のある子だから、ヘルプは嫌!だの
一緒に着きたくないだの・・・
「さすがに・・・多くの女の子が候補なわけだから・・・そんなにむき出しに怒らないでよ。ボーイさん困っちゃうでしょ。」
私がなだめて見るが、あんまり聞き入れては貰えなかった
なので、諦めてほっといた( ゚ェ゚)
それよりも、ここ最近少し元気のないカオルが気になったから
アヤカを気にしてる暇があったら、カオルの話を聞いておきたかった
「最近元気ないじゃん?何かあった?また父親帰って来てるの?」
「ゆいちゃん・・・今日泊まってもいい?」
「いいよん(*´∇`) 久々にいっぱい話そ」
ここで話したがらないってのは、きっと父親の事だろう
泊まるってのも、父親が帰って来てるからなんだろうし
「うん・・・でも、みんなにも聞いて欲しいような・・・あー・・・どうしよ・・・」
何をそんなに悩んでるのか・・・
「誰にも言ってないの?ミレイにも・・・?」
カオルとミレイは同い年なので、最近すごく仲が良かったのだが・・・
「言ってない・・・。ゆいちゃん、どうしよぉ・・・(´;ω;`)ウッ…」
よくわからないが、泣きそうになっているカオル・・・
「んーと。みんなにも聞いて欲しいの?それとも、とりあえず私に先に話しておきたいの?どっちかな?」
「みんなには話すつもりなんだけど・・・なんて言っていいのかわかんないし・・・みんなが揃って話すってのも・・・難しいし・・・。でも、みんなの意見が聞きたいの・・・。」
「そっかそっか(*´∇`) んじゃ、みんなに今日の仕事後ヒマか聞いて見るよ。みんながヒマだったら、みんなで話そう?」
「うん・・・。ありがとう・・・。」
なんだか、相当思い悩んでるようだったし・・・
みんなで聞ける話ならその方がいい
しかし・・・みんなって・・・誰までだろうか・・・?
レイナちゃん、アスカ、ミレイは間違いないだろうけど・・・マヤちゃんは入るのかな・・・?
ま、入るよね・・・?
ちょうど4人でいるし・・・
誘っちゃえ(*´∇`)
「ねーねー。今日ちょっと仕事後時間あるー?みんなでちょっと話せないかね?」
「カオルの事?」
アスカがさっくり聞いてくる
「そそ~カオルも一緒だよ。なんでわかった?」
「最近元気ないよね~って話してたからさ~。」
「そっか~。なら話は早いわ!ヒマ?」
「何か相談なんでしょ?もちろん大丈夫だよ。」
みんなが顔を見合わせて頷く
こうして、仕事後に初めて6人で食事に出かけたのだった