倉田さんと店に戻り、最後の別れを済ます
「もし、偶然どっかで会ったら声かけるからね。」
「うん、私もかけるからね。」
倉田さんを見送り、私はバックを渡された
二つある封筒をあけてびっくり・・・
え・・・何この金額・・・・
「ちょっと、この金額おかしくない??なんでこんなにあるの??たった1日にいくらとったの??」
「そっちのが、本来のバック分の20万。お客さんから40万貰ったから折半で20万ね。」
「え、じゃ・・・こっちの封筒は・・・何・・・?」
「そっちは、今お客さんが帰り際にゆいちゃんのバックと一緒に渡してくれって置いていった物。」
え・・・なんで・・・
その封筒の中には・・・30万が入っていた・・・
それと一緒に手紙が
『普通に渡そうとしても、ゆいちゃんは受け取らないだろうから。こんな形で渡すけれど、何も気にしないで受け取ってください。これからも、ムリせず体に気をつけてがんばってね。これが、僕にできる最後のお礼です。いつか必ず幸せになってね。』
受け取っていいものか、戸惑った
しかし、連絡先も知らないし・・・手紙の通り受け取ることにした
倉田さんはお金以外にもたくさんの物を私にくれた
お礼を言うのは私の方なのに・・・
「ところでさ、ゆいちゃん・・・リサちゃんが様子変なんだよね・・・さっきからお客さんにも指摘されまくっててさ・・・」
なんと( ゚ェ゚)
「それで、今はどうしてるの?」
「接客してるんだけど・・・」
「おかしいって指摘されてるのに客つけたの!?」
私は少し怒ったような口調で言った
普通に考えて休ませるでしょ・・・
「本人が平気だって言うから・・・」
「平気じゃないから、指摘されてるんじゃん。もう、この後はつけないでよね(`ω′)!今の接客終わったら様子見てくるから・・・」
これで、変だなんてネットで流れでもしたら、それこそ余計に稼げなくなるじゃないか・・・
悠長に出かけておいてなんだが・・・私は気が気じゃなかった・・・
客に指摘されるほどなら・・・たぶん相当死人のようになってるに違いなかったから・・・
接客が終わり、客がフロントまで来た
「あの子なんなのー?ちょっとヤバイんじゃないの?辞めさせたほうがいいよ?あれじゃ店の評判悪くなるよ。」
不機嫌な客に謝る店員
「まぁ、もう二度とあの子には入らないからさ。」
だから、接客させるのが間違ってるんじゃないか・・・
先を見ろよ・・・変な時に接客させて客が満足するわけないじゃないか
また来たいって客が思うわけないじゃないか・・・
客が帰ったのを見届けて私は慌ててリサの部屋に行った
「リサ、大丈夫?」
ドア越し問いかけるが、返事はない
「リサー?入るよ~?」
返事は変わらずないが、私は部屋に入る