毎日のように出勤してすぐ接客にはいる

風俗をしてる自分や、客に対しての苛立ちが消えたわけではなかった


でも、私が風俗嬢なのは事実

客がうざったいのも事実


それが現実


今までの私と比べるから、苛立つだけなのだ

もう、キャバ嬢じゃない


自分が風俗嬢だと思って諦めてしまえば

客からのひどい扱いも、そこまで苛立たなくなっていた


AVの見すぎなのか、思い込みなのか

激しく動かせばいいと思っている客も

Hが好きだから風俗で働いてると思い込んでる客も

そして、ただの性処理の道具としてしか扱わない客も

ま、私は風俗嬢だし・・・

そう思えば、そこまで相手に苛立ちを覚えなかった




でも、それは逆に・・・

自分を見失う事にも繋がっていた


自分で自分を風俗嬢だし・・・と

蔑んでしまった時点で、私は自分の価値を見失っていた


自分を認めることができなくなった・・・




私は諦めたのだった

人との関わりを諦めた


風俗嬢の私を誰かに認めてもらう気もなかったし

これから出会う誰にも、その事実は認めてもらえないだろうと

友達にもわかってもらえるわけもないし、言う必要もない



だから、もう新しい友達はいらない・・・



昔の友達もいらない・・・



今の私を受け入れてくれる人だけがいればいい

そんな人がいなくても、そー君がいれば・・・それでいい




私は、二個持っていたうちの1つの携帯電話を封印した

それは、高校生の時から使っていた携帯で、中学・高校・大学の友達の番号が入っていた


みんなはきっと、今の私を見たら春樹と同じことを言う

だから、私は逃げるのだ


理解してもらう必要なんてないし、今の私を見せる必要もないのだけど

隠し事をしながら、適度な距離の友達の関係を続けるのがめんどくさかった

だから、風俗を辞めるまでは・・・学生の頃の友達とは連絡を取らない・・・


人に蔑まれる事を恐れ始めた私は

全ての事から逃げようとしていた

傷つきそうな事から遠ざかり始めた



理解なんてして貰えなくていい

だから、私に関わらないで・・・





そして・・・

私は親に最低な事をする決心をしたのだった