生ビールが3つ運ばれてきた
「じゃ、とりあえず乾杯しますか!」
海斗君がグラスを持つ
「海斗君、誕生日おめでとうございます!」
そう言って。二人が乾杯する
ワンテンポ遅らせて
「おめでとうございます。」
私も海斗君と乾杯する
ビールを半分飲み干す海斗君
「いやー!いいね!ゆいちゃんいいね!」
... Σ(゚ω゚)?
いきなり、私?そして、なにがいいの?
「え?(●´ω`●)ゞ」
とりあえず、よくわからないけど照れて見る
「ゆいちゃん、いくつなの?」
「19です」
「いいなぁ~若いなぁ~かわいいなぁ~蒼希いいなぁ~。」
( ゚ェ゚)・・・もう酔ってるのか・・・この人
なんだか、予想外のテンションの海斗君に驚きを覚える
そー君はそんな海斗君を満足そうに笑いながら見てる
「あ、そう言えば店閉めたんだって?」
急に、普通のテンションに戻り、そー君に話しかける海斗君
「そっすね。元々、もう辞めるつもりだったんで、丁度よかったっすよ。」
「やっぱ、都心行くのか?」
「まぁ、そろそろ行っておかないと・・・歳的に今が一番かなと思って。こいつもいるし、今が行くのが一番だと思ってるんすよ。」
こいつって、私か・・・
例えその言葉が、海斗君を羨ましがらせるための言葉だっとしても、私は嬉しかった
そー君に必要とされてる
久々の、優越感
とりあえず、二人の話には口は挟まずにビールを飲む私
しかし、あまり飲みすぎると・・・二人より先にグラスが空いてしまうので
私はちびちびと飲み進めた
しばらくして、二人の話が一段落したようで
「じゃ、他の席まわってくるから、ゆっくりしてて。」
そう言って、海斗君は席を離れた
満足そうな笑顔で私を見るそー君
その笑顔だけで私も満足した気分になれた
よーし、このままがんばろう(`・ω・´)
『失礼しまーす』
そう言って二人のヘルプホストが席についた
「蒼希さんお久しぶりです~ダニエルでーす」
ダニエル・・・( ゚ェ゚)
「お前見飽きたよ。ダニエル」
そー君が笑いながら言う
ダニエル・・・明らかに日本人なのに・・・彼はなぜダニエル・・・( ゚ェ゚)?
そして、もう1人のホスト
「はじめまして、春樹です。」
(´゚ω゚):;*.':
思わず動揺する私
そして、春樹も私を見て硬直する
「え、なに?どうしたの?」
そー君とダニエルが交互に私と春樹を見る
こ、これは・・・知らないと言うべきなのか・・・
いや、ここまで動揺した上に、これだけ間が空いてしまえば知り合いってバレてるに決まってる
「知り合い?」
そー君が更に質問する。無表情で・・・
機嫌は悪くもないけど、良くもない・・・ヽ(;´Д`)ノ
「高校の時の先輩。」
私がすかさず、そう答える
「それだけで、あんな硬直するの?」
そー君が少し不機嫌そうに聞く
本当、いやらしいくらい鋭いな・・・
「だってね、春樹先輩ってすごい優等生だったんだよ。成績優秀でね、大学もすごい頭のいいとこ行ったしね。まさか、ここで会うなんて思わないじゃん。まさかホストやってるなんて思わないじゃん!」
私は嘘はついてない!事実だ!
本当に優秀な人だった。本当に頭も良かった。
例え、高校の時付き合っていたと言う事実があったとしてもだ!
「ふーん。でも、付き合ってただろ?」
そー君がニヤリと笑いながら聞いてくる
見抜いてる・・・ヽ(;´ω`)ノ
「んでも、さっくり自然消滅しちゃったよね(*´∇`)」
もう、ヤケクソである
春樹に同意を求める
「え、あ、はい。」
もっと、しっかり返事しろよヾ(o`ω´o)ノ゛
これ以上、疑われたらどこまで機嫌悪くなるかわかんないじゃないかヽ(*`д´)ノ
「ふーん。なんで自然消滅したの?」
まだ、つっこむのか(;´Д`)
「ん・・・(*´∇`) 知らない。大学行ってから連絡取れなくなったんだもんヽ(・∀・)ノ 」
もう、春樹に任せようと私は春樹の方を見た
だって、春樹が大学行ってからだんだん連絡取れなくなってったのは事実だし( ゚ェ゚)
「ふーん。ま、なんでもいいけどね。」
いいなら聞くなよ( ゚ェ゚)
そして、明らかに不機嫌になるなよ( `ェ´)
あ、でもこれってヤキモチ(ノ´∀`*)?
とりあえず、気は済んだのか、そー君はダニエルをいじりだす
春樹は気まずそうに水割りを作り始める
とりあえず、私はそー君とダニエル、そして春樹を交互に観察する事にした
しかし・・・まさかこんな所で会うとは・・・
すっかり忘れてた人物だったのに、思わず高校時代を思い出す
大学辞めちゃったのかな・・・?
あんなにがんばって入ったのに・・・