次の日から私は毎日仕事後にミレイの家に行った


泣き続けてるミレイ

ミレイは一人だと食事すらとろうとしない


せめて、食事だけでもちゃんとしてくれないと・・・

日々痩せて行くミレイを見ているのは辛かった



そんなにも、彼氏の事が好きなのか・・・

見てて痛々しく感じてならなかった





その日、家に行ったらミレイは泣いていなかった


「ゆいさん・・・。もし、ゆいさんだったら・・・他の女がいるかもと確信するために、彼氏の携帯見ますか?」


「え・・・。どうだろ・・・。たぶん、見ないんじゃないのかな。」


実際そうなってみないとわからないが


「どうしてですか?」


「んー・・・。まだ彼氏の事を諦めたくなかったら、見ない。見てしまっても、本当ならそれは知らない事実だったわけでしょ。知らない事を知ってしまったからと言って、それで彼氏を責める事はできないじゃん。携帯見るなんて私は絶対して欲しくないもの。自分から嫌われる要因作るような事はしたくない。見て、自分の胸に秘めておくくらいだったら、知らない方が幸せじゃない?知らないで彼を好きでいる方が気持ちが楽じゃないかな・・・。だから・・・私は見ないと思うよ。」


「そうですか・・・。彼に・・・女がいるみたいです。まだ、確信してるってわけじゃないんですけど・・・。友達が学校の女友達と歩いてるのを見たって言ってて。友達と遊んでるって雰囲気には見えなかったって・・・」


そう、言いながらミレイは震えていた。


「そっか・・・。」


やっぱり・・・そうだったのか・・・



「でも、まだ確信したわけじゃないんです。でも・・・自分の中では90%くらい新しい女って思ってて。苦しいんです。」


ミレイは震えてはいたが、まだ涙は見せないでいる

この震えはなんなのだろう・・・怒り?悲しみ?


「私がいた場所に他の女がいるかと思うと・・・。あの腕枕を他の女にしてるかと思うと・・・。今まで私が貰ってきた幸せが他の女に与えられてるかと思うと・・・。今、こうして私が泣いてる間も二人は幸せな時間を過ごしてるかと思うと・・・。なんとも言えない感情が込み上げてきて、自分が狂いそうになるんです。嫉妬しかできない醜い自分が嫌でたまらなくなるんです。」



ミレイは声を荒げながら、気持ちを全て吐き出した



「ゆいさん。私どうしたらいいんでしょう・・・。女が憎くてたまらないです。彼に私がいたのを知ってて言い寄った女が。そして、簡単に私を捨てた彼も憎くてたまらないです。でも、彼の事がまだ好きで仕方ない自分もいるんです・・・。どうしたら、苦しくなくなりますか・・・?」


難しい・・・


「ミレイはさ・・・その事実を知っても・・・まだヨリを戻したいと思う?」



「昔見たく一緒にいたいと思います。」



「もしね、ヨリが戻ったとしてもね。たぶん、前とまったく同じには戻れないと思うよ。絶対、ミレイには疑心が生まれるはず。今まで気にならなかったちょっとした事でも、浮気?って考えるようになったりすると思うよ。それでも、戻りたいと思える?」



「戻り・・・たい・・・です・・・。」



「じゃぁ、戻れるようにがんばるしかないよね。いつまでも塞ぎ込んでても彼は戻ってこないよ。」



「はい!」



「それから・・・もし、取り戻したとしても・・・。今の女に、今の自分と同じような気持ちにさせる事忘れない事。恋愛って・・・みんなが幸せにはなれないし。失恋しないなんて事ないと思うけど。自分の想いが叶うことで、他の人が悲しむって事を忘れちゃダメだよ。」



「・・・そうですよね。」



「ま、今回は先に人のものに手を出して来たのは向こうだし、そこまで気にしてやる必要もないけどね!」



「はい!それで、まず・・・どうしたらいいですか?」



「まずは、ちゃんとご飯を食べる事!そんな痩せこけてたらダメだよ♪後は、仕事にもちゃんと行く、彼とも友達として仲良くする!辛いだろうけど、その辛さを彼に見せちゃダメ!同情でもミレイの所に戻ってきてもらっても虚しいでしょ?もう一度、普段のミレイを好きになってもらえるようにね♪」



「はーい。頑張って片想いします(`・ω・´)」



やっと、ミレイが笑った。

彼との事は辛いだろうけど、少しでも元気になって欲しかったから笑ってもらえて嬉しかった。



やっぱり、女が居たって言う彼氏には怒りを覚えたが

それでも、ミレイは彼が好きなわけで・・・

私にはわからない彼のいい所があるのだろう


深く傷つきながらも頑張ろうとするミレイ


もし・・・私が同じ立場になったら・・・

私はがんばれるのだろうか?


常にいろんな女の影が見え隠れする、そー君

客だと信じてはいるが、知らない事実を知ってしまったら・・・

私はいったいどんな感情を抱くのだろう・・・