仕事が終わり、ある居酒屋の個室に行く私とアヤ
隠れ家チックなそのお店は、広い個室もあり
打ち上げとかで使ったりもした事があった
「おまたせー。」
個室に入るとみんな揃っていた
さっきのアヤの耳打ちはこのこ事だったのだが
個室の中には、ユリエを除く店の女の子が揃っていた
うちのお店は他のお店に比べれば、女の同士の仲はものすごくいいと思う
それでも、全員が集まるなんて事は今までに一度もなかった
「見事にみんな揃ってるのね(゚ω゚;)」
今回の集いはもちろん、ユリエの事でだ
そして、店側の対応に不満を持ってる子もいるようで
自分達でどうにかできないものかと、それを考えるために集まったわけだ
「じゃぁ、まず。何から話そうか。」
アヤが司会のようにしきりはじめる
「みんなが不満に思ってるのはユリエに対しての店の対応かな?」
「それも、ありますけど。ユリエさんが同じ職場にいるってのが嫌です。」
さすが、若いミレイははっきり言う
「協力しあう気がないのに、ヘルプはして当然って考え方が一番問題かも。」
「自分がよければそれでいいって感じの考え方がね・・・。」
「人の客盗って当たり前って感じの態度もね、一緒には働きたくないって思うよ。」
次々に出てくるユリエへの不満
「んでも、店側としてはユリエをクビにする事はできないわけだし。ヘルプをつけないわけにも行かない状況。確かに、ヘルプには着きたくないけれども・・・。ここでヘルプに着かないなんてストライキをしたとしても、悪いのはうちらになるわけよね。仕事放棄しちゃってるわけだから・・・。」
アヤが考え込む
「下手にストライキした所で、私達の立場が悪くなるだけだしねぇ・・・。」
「でも、このまま黙って素直にヘルプなんてしたくありませんよ!」
ミレイが怒る
「そりゃ、そーだ。だから、こうして集まってるわけだしねぇ。」
「いっその事、私達全員辞めます!みたいなのは?」
「それ、すっごい脅しだね。でも、そんな辞め方して給料でないとかなっても嫌だし。それじゃ、負け認めて逃げ出すみたいで悔しいな。」
それも、そーだ
「ゆい、一番の被害者なんだから何か少ししゃべりなよ!」
黙ってた私にアヤが言う
「うむ・・・。しかし、言いたい事はみんなが言ってくれてるし、特に発言する事も今のところなくてね(つω`*)」
アヤが呆れた顔をする
うむ、何か言っておこう・・・w
「んー・・・。うちらが辞めるのもダメ、ユリエをクビにもできない。だったら、ユリエ本人に辞めてもらうようにするのが一番なんじゃないの?」
アヤがまた呆れた顔をする
「どうやって?」
そこまで、深くなんてまだ考えてないよ・・・w
「例えば、店に居たくない状況を作るとか。あの子プライド高いだろうから、NO落ちしたりとか・・・。とてつもない恥かいたりとか・・・。もしくは、客盗りかえされたりとか?」
自分でもめちゃくちゃな事を言ってるのがわかったが、他に思い浮かばなかった
「でも、よく考えてみればさ、私達ってユリエの事よく知らないよね。」
アヤがつぶやいた・・・
「移店してきて、まだ1ヶ月とかですもんね。最初はこんな事する人だなんて思ってなかったです。」
ミレイがしょげながら言う
移店・・・?
・・・・・・・・!?
「ってかさ。今ちょっと疑問に思ったんだけど。ユリエは何で移店してきたの?」
私の問いに、みんなクビかしげる
「それが、わかればさ。ユリエ辞めさせるヒントになるんじゃないのかな・・・。」
「確かにそうかも・・・。でもさ、どうやってそんな事調べるの?」
(*´∇`)・・・シラネーヨ
「んー・・・。系列店まで聞きに行くとか?w」
「教えてくれるわけないしw 怪しまれて終わるのがオチだよ。」
「デスヨネ(ノ´∀`*)」
困ったなぁ・・・って雰囲気が流れた時
「あ、私の友達が、その系列店にいるけど。何か知ってるか聞いてみようか?聞かないよりは多少、何かわかるかもしれないし。」
「聞いてみて!!」
すぐに、食いつく私とアヤ
女の子はすぐに電話をかけに行った
こっから、何か秘策が生まれれば
そう願う私
ユリエの方が、何倍も自分より上手って事はわかっていた
それでも、何もせずに負けを認めるほど、私だって大人しい子じゃない。
ずるい手を先に使ったのは向こうだし
それなりの、仕打ちってのをしてやりたいと思っていた
あんたが言う青春ごっこ
甘く見ないほうがいいと、ユリエに思い知らせてやりたかった