120万の借金を背負い
月末までのフル出勤の私
少しでも借金を減らそうと必死にお客さんに営業をかける
「ねぇ、ユリエちゃん場内しようよ」
ん・・・?
指名客に言われたこの一言
「うん、いいよー(*´∇`)」
場内してくれるならヘルプについてもらわなくて済むし、ユリエにもバックが入るのでありがたい
そして、私はユリエと客を残し他の指名客の席に向かう
「ねぇ、ユリエちゃん場内しようよ。」
・・・・んん?
また、指名客から言われたこの一言
「うん、いいけど。ユリエも指名かぶってるよー?」
「いいよ。」
まぁ、ユリエにバック入るし客がいいならいいか・・・
結局、ヘルプについてもらうようにはなったけど・・・仕方ないよね
そして、私はまた指名客とユリエを残し他の指名客の席周りに行く
「なんだか、雲行きが怪しいな。」
「え?」
唐突にたけぴーが言った
「どーいう事?」
意味がわからず、聞き返す。
「キャバなれしてない客には酷なんじゃないのかなって話さ。」
・・・・ぬ?
「んー・・・指名かぶりすぎって事ですよね・・・。充分わかってるんですけどね(´・ω・`)」
「いや、それは人気嬢指名してるんだから仕方ないさ。その裏でこっそり動く手にひっかかりそうだなって話。」
はぁ????
「いや、たけぴー・・・もうちょいわかりやすく・・・」
「席周りしてても、客の様子はたまには見ておけよって事だよ。そーすれば何の話かわかってくる。」
ふむ・・・
指名がかぶってる客の席は基本的にお互い見えない場所に用意する。
接客の合間に見るのは不可能だ
席移動の時にでもチラチラ見るか・・・
「これから、気をつけて見てみるだ。」
「そーしな。手遅れにならないうちにな。」
むー・・・たけぴーは何をわかってるのか・・・
しかし、手遅れとか言われちゃうと・・・
なんか焦る・・・
そー君の結婚の事、120万の借金の事
私に余裕ない時に限ってたけぴーったら焦らせること言うんだから・・・
余裕ないから、見落としてる部分があってそれをフォローしてくれようとしてるんだろうけど・・・
ちょっと、視野が狭くなってたのかもしれないな
気を引き締めてがんばらなきゃ
なんて言ったって・・・
120万の借金だもの・・・(´;ω;`)ウッ…
無我夢中で働いていたあの時
必死に毎日を生きていて、仕事で辛いこともたくさんあったけど
それでも、私はあの店が大好きだった
アヤもユリエも他の女の子達も
みんなと仕事してる事が楽しかった
仕事仲間みんなが大好きだった
それは、私がまだすれてなくて、目に見えてる物だけを信じていたから・・・そう思えたのかもしれない
誰にでも人には見せない裏があるって、まだ気がつきもしてなかった
きれい事言ってるだけ済むような、そんな生ぬるい世界じゃないってまだわかってなかったんだ
でも、きれい事だけでやって行きたかった