「ゆい・・・どうするの?」



「ん・・・・?飲みに行くよ」



「そうじゃなくて・・・本人に聞くの?」



「聞かないよ。そー君はきっとこの事を言われたくなくて、私にもユリエと仲良くするなって言ったんだろうしね。何も聞かないよ。」



アヤは驚いた顔をした



「じゃぁ、ユリエからは何も聞いてないって事にするつもり?」



「そうだね。とりあえずは知らないふりしとこうかなって思うよ。」



「・・・それってどうなの?そんな疑心持ったままでいいの?」



「疑心なんて、これ以外にもたくさんあるし・・・これを聞いたところでさ。待ってる答えは、違うから俺を信じてろか・・・ごめん事実。のどっちかでしょ。だったら知らないふりしてもうちょっと様子見てもいいかなーって・・・」



アヤは不満そうだ



「でも、事実だったら悔しいじゃんかぁ。」



「まぁ・・・そうだけどね。それがホスト遊びってものなんじゃなのかな。このまま何も知らないふりして夢を見続けるのも悪くないかもよ・・・。」



自分でも不思議なくらい冷めていた


できるなら、事実であっては欲しくない

それでも、今その現実を受け入れる余裕もない

だったら、このまま何も聞かないで受け入れられる日まで騙されてても・・・そー君を信じててもいいんじゃないかな


知らないふりして夢見るくらいいいんじゃないかな・・・


騙し愛とはこう言う事かも・・・



「もー・・・変なとこ冷めてるんだから・・・。ゆいがそれでいいなら何も言わないけどね。そんな都合のいい女っぽいことしてて後悔しないの?」



「んー・・・どうだろうね。でも、人なんて自分の欲望をより多く満たしてくれる人を好きになるものだから。煩わしい事だけはしたくないんだ。バカみたいだけどねw」



「ま、自分でバカみたいって笑えるならいいかw」



「うんw」



ま、内心笑えないことも多いけどね

自分で笑ってなきゃやってられない

辛い思いだけの恋愛なんてまっぴらだし・・・

どうせなら、楽しみたいじゃん

例え、ダメになったとしても・・・幸せだったと、楽しかったと、そう思えるようにしていたいもん


だから、私は今までと何も変わらない


ユリエからは何も聞いてないし

そー君の事は変わらず好き


それでいいじゃない





「さ、飲み行こうか♪あんま遅くなるとうるさいしねw」



「そうだねw」



そう言って二人でファミレスを後にした