「いらっしゃいませー」
そー君の店に着いた時、すでに私はベロベロだった
「うわっ、ゆいがこんなになるなんて・・・どんだけ飲んだの?」
いつもと、違う私のテンションにそー君もちょっと動揺を隠せない
「蒼希さんから連絡がないって・・・昨日、一睡もしてない上に、仕事でヤケ酒したんですよ・・・」
アヤがそー君を叱るように言う
「そっか・・・(´・ω・`;) 悪かったな・・・」
もう、湿った話はいい
暗い話題なんていらない
あたしは、泣き言なんて言ってられないの
「それより、飲もうよ!」
私に今できること
飲んでお金を使うこと
これでも、キャバ嬢だ
売れてないわけでもない
それなりに貯蓄もしてある
今、金を使わずにいつ使うのさ!
「もっと、お酒ー!!!」
そー君は驚きながらもお酒を入れる
止めようとはしない
なんだ、やっぱ使って欲しいんじゃん
だったら、最初からそう求めてよ・・・・
私は閉店まで飲み続けた
どうせ、お金を使うなら楽しく飲まなきゃ損だもん
お金なら使うよ・・・
だから、私だけを見ていて・・・
こんな愛情表現が間違ってるとは思った
相手に伝わらないってのもわかっていた・・・
私は、誰かを上手に愛する事なんてできない
でも、愛されたかった・・・
人は誰かを好きになったら
こんな寂しさを誰もが持て余しているのかな・・・
いつまでも満たされない気持ち
彼を独り占めしたかった・・・
独り占めしたかったわけじゃないのかもしれない
ただ、彼に必要とされたかった
私を求めて欲しかった
私が彼にとって必要な存在でいたかった・・・