TがKに書いたメールの中に、こんなものがあった。

Tは、自分は自民党の偉い人のブレーンになってほしいと頼まれたと。

私の知り合いで、先日、某政党で行われた女性を対象としたイベントに参加した人は、この部分に疑問を感じたそうだ。

 

私の知り合いのことを、このブログでは仮に鈴木さんとしよう。

 

鈴木さんは先日のイベントに行った際、某政党本部の職員の方にこの件を尋ねたそうだ。

政党には職員が居る。

政党では各種イベントや会合が開かれている。その際にセッティングなどを担当するのは政党の職員さんである(特定の議員が主催の場合は、その議員のスタッフも関わるが)。

鈴木さんは職員さんに、Bという女性がその政党のパーティーで元地方議員と親しくなったと喧伝したり、省庁の幹部から各種情報(なぜか皇室の恥ずかしい話が多い)をリークされていると自称し、それをブログで公に書いていると知らせたそうだ。

その際、Tにも触れ、Tがその政党の幹部のブレーンに就任を要請されたとKへのメールに書いたそうだと伝えた。

政党幹部のブレーンとは一体如何なる役職で、どのような人がなっているのか。

鈴木さんは興味を持ったらしい。

 

そうしたところ、自民党職員さんは「ブレーン」について一笑に付したらしい。

というのも、一言で「ブレーン」といっても、政治家の仕事は多岐にわたっている。

この人は小売業に精通しているから、この人を読んで話を聞きたい。そういったことはあるし、どの政治家もいろんな人に会い、知己を広めている。

「ブレーン」の意味がわからないが、一口に「外交」と言っても、対アメリカ、対中国、対韓国、対イスラエル、対ナイジェリアでは必要な知識がまったく違ってくる。

総理大臣や大臣クラスになれば「軍事」「通商」「教育」等、必要な知識は多岐にわたる。

アメリカとの外交で、アメリカのことを知っているだけでは駄目だ。外交の内容、結果で日本にどのような影響があるか、そしてその「決断」をするには、アメリカのことだけではなく、むろん、日本の様々なことを知らねばならない。

必要に応じて、必要な人に会って話を聞くということはどの政治家でもやっていると思うが、全ての分野を押さえている「ブレーン」たる人物など、そもそもいると思いますか?と鈴木さんはそう言われたらしい。

しかも「ブレーン」はどこでその重要人物と会うのですか?と基本的なことを指摘されたらしい。

その「ブレーン」はいつ、どこに出向くのか。

電話で話を聞くでもいいが、資料を交えながらの話もあるだろうし、重要な決断に係るレクチャーであれば、電話で済ませるわけにもいくまい。

 

そうやって「ブレーン」がいつ、どこで、何をするのかを「具体的に」考えると、Tの話には疑問符がやはりつく。

 

職員は鈴木さんに「Tという人はどのような人物なのですか」と聞いたと言う。

鈴木さんはTが自称する「UCLAバークレー校という存在しない大学に留学」「ライトノベル作家でアニメの脚本のシリーズ構成も行う人気作家なのか人気脚本家なのか」という経歴を職員に言った。

そうすると職員は「聞く限りアニメなどの分野では立派な経歴をお持ちの様ですが、その人が政治家のブレーンになって、政治家が直面するあらゆる事態にアドバイスができる方なのでしょうか」とのことだった。

 

確かに、アニメやライトノベルの分野で何か言うことができたとして、その人をブレーンとして何らかの形で固定のアドバイザーとして稼働してもらう意味があるのだろうか。

アニメの制作に関しては、脚本家に話を聞くより、実際に制作しているアニメーション会社に話を聞くべきだろう。脚本家なら、話の作り方の説明はできたとしても、実際に制作に必要なノウハウ(一作品つくるのに必要なアニメーターの数だったり等)はあまりないだろう。

 

果たして、Tはブレーンになってくれと頼まれたのだろうか。

仮にTはブレーンになってくれと頼まれていたとしても、あのようにブログで「政府筋からリークされた」等と称してブログをやっていたり、特定のその政党議員を叩いているブログをやっている時点で、その政党は手を引くのではないだろうか。