今夜は満月で・・・
星占いを読んでいたら、自分の星座は「愛が満ちるタイミング」とあった。
今まで、愛が満ちるといえば、
片思いが成就するとか、誰かから愛されるとか、そういうことを想像していたんだけど、何だか最近、どうやらそういうことではないんじゃないかと思えてきた。
自分の内側にある「愛」が、自分という宇宙の中に満ちてゆく。
そういえば、自分で作った曲「桜色」の中の歌詞の最後は
桜色の風が 空を染めてゆくよ
共に過ごした日々に 愛が満ちてゆく
この曲は、勝手に出てきた言葉をそのまま歌っている。
だから、歌詞の意味を、私は知らない。
時々、後になって「こういう意味かな・・・」と思う瞬間がある。
「愛が満ちてゆく」という言葉を歌うとき、不思議な安堵感がやってきて、自分自身が満たされていく感覚がある。
それが、
自分の内側にある「愛」が、自分という宇宙の中に満ちてゆく、という感覚。
愛というのは、無限のエネルギーだ。
愛すれば愛するほど、それは高まっていって、決して目減りはしない。
愛は、恋愛に限ったものではないけれど、恋愛において、
駆け引きを一切せずに、ただ相手を愛するというのは、とても勇気がいる。
無防備に人を愛して、もしも受け入れられなかったら・・・という思いが、人を臆病にする。
今は大丈夫でも、いつか裏切られることだって、あるかもしれない。
出来れば、相手より自分の方が、より多く愛されていたい。
自分が愛するよりも、相手が自分を愛する気持ちの方が大きければ、優位に立てるのではないか・・・。
そんな風に思っていたこともあったけれど。
それって結局、自分に自信が持てなくて、相手の愛で、自分の価値を測ろうとしていたのだろうな。
覚悟を持って腹をくくった先に、本当の無償の愛が生まれるのかもしれない。
それが本当に、人を愛するということなんじゃないかな。
満月を眺めながら、そんなことを思った夜。