~あらすじ~
「好青年」と周囲から呼ばれ婚約者もいる豊が、謎の美女沓子とタイ・バンコクで出会い、互いに惹かれ合い逢瀬を重ね、そして別れ、25年後に劇的な再会をするまでを描く。
学生の頃に読んだサヨナライツカ。
色んな本を読んだ中で、こんなにも自分が感情移入してしまうのかと驚くほど、思い入れがある作品です。
(映画化にもされていますが、本の内容を少しアレンジしています)
この作品の中の言葉で
「人間は死ぬとき、
愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる」
当時よくある恋愛の定義だと思っていましたが、今日までずっとこの言葉が頭に残っていました。。。
大人になって、久しぶりに読み返してみて思ったことは、この世の中には理屈ではない運命があることも確かであること。
その運命に出逢えるのか、出逢えないのか、それは人れぞれであるが、
「人間は一生のうち必ず逢うべき人に必ず会える」
(森信三)
愛とは何か、人生とは何か、深く考えさせられるとともに、愛のカタチは人それぞれだとつくづく感じます。
過去に大恋愛してきた人にはかなり刺さる作品。
人生でもっとも愛したヒトはきっと一生忘れない。
僕は、間違いなく愛したことを思い出す。