英語が不得意な母親の奮闘記


てへぺろ合格発表ってネット発表??



ニヤニヤ今回は違うよ。掲示板に番号が張り出されるの



びっくり えっ!!?
受験番号の所に丸レッドとかバツブルーがついてるの??



滝汗 違うー 違うー
合格した人だけ番号が張り出されるの



ガーンぎぇっ! 合格人数が少ないから直ぐに合否が判っちゃうじゃん!!



ニヤニヤ だねぇ、、、
まっ、とにかく準備して早く見に行こっ!



ショボーンえーーーー
なんか行きたくないなぁ、、
どうせ番号ないし、、、
合格した人の喜ぶ姿なんて見たくないし、、、



真顔それは許しませんで!
自分のやった事の結果は自分でしっかり受け止めないとー。
結果発表なんて誰でも見るのいやよ。
でも今日の結果が、今までの自分の努力の結果。
ダメだった場合は、末娘の努力以上にみんなの方が努力してたって事。
そして、負けから学べる事も多いんだからー



えーわかった、、
じゃ私も行く。
行くけどさー 受験番号票は必要ないよね?持って行かなくていい??
これ受かった人だけが必要なんでしょ?

何故か落ちる気満々です。




ニヒヒ うん音譜 うん音譜 必要ないかもねーー音譜音譜
合格した人だけが必要だしねぇ〜〜〜


って、アホかいな。パンチ! 


万が一の時の為に持って行きなされ。
万が一の時ってあせる



緊張のあまりに壊れかけていて、レベルの低いボケツッコミをしてしまう有様。


10時から発表。


私達が学校へ行くと掲示板の前には既に人が多く並んでいました。




ニヤニヤあと少しで発表だね!
直ぐに見るでしょ???


ショボーンんーーーー
直ぐに見たくないかも、、


ニヤニヤ じゃさー
暫く他の人を観察してようか。
あの人集りが落ち着いてから見ようか


ショボーンうん。そうする。
だって直ぐに見ちゃったら、それで第一志望の学校を目指してた受験がそこで終わっちゃうじゃん。



なんだか意味のわからない理由で、少しでも「この学校を目指す」という受験生のままでいたい様でした。


不合格が判明したら、もうこの学校を目指す受験生では無くなってしまう。

この学校に行きたいから、だから1秒でも結果を先延ばしにしたいのでしょう。


掲示板の前では喜びの顔と、固まっている顔

人々の合否結果は一目瞭然でした。


ニヤニヤ さぁ末娘、そろそろ見に行かない?


えーんむ、、無理ーー


滝汗えっ? 見に行かないの??
先に私が見に行くの?


ショボーンどっちの結果でも、後で自分でも見るから、、
お願いーー   先に見て来て。。。



末娘のビビリな一面を初めて見た気がしました。



掲示板へと進む私。


末娘の番号を確認します。



私もパニックっているのか、数字が頭に入って来ません。



10数名の合格なので、掲示板を見れば直ぐに合否は確認出来ると言うのに、、



数字を見ていても全く頭に入って来ない、、

この時の私の脳味噌は、きっと合否結果を見るのを拒否していたのかも知れません。



1度目にザックリ番号を見てもピンと来ず

あ、、落ちた、、、かも、、、



2度目に1つづつ番号を確かめながら見て行くと



ん????

えっ???

そこに末娘の番号と似た番号が!

え?え? え?


もしかしたら見間違えかも、、
もしかしたら補欠で番号が出てるのかも、、



そう思い、何度も何度も何度も(本当に3回確認しました)掲示板の番号と、上に書かれている「合格者受験番号」と言う文字を確認したのです。



やったーーー!!!

末娘の番号がしっかり出てる!!



急いで末娘に伝えようと、末娘の待っている筈の掲示板からかなり離れた所を見ると、そこに末娘は姿がありません。


滝汗どこ行った、、末娘、、、


あっちこっち探すと、なんと末娘は離れた柱の陰に隠れていたのですポーン



滝汗 やだー どーしてこんな所に移動してるのよー
探しちゃったじゃないーーー


ショボーン 遅かったね。。



私の脳が反応しなくて、番号を見つけるのに時間がかかってしまったので、末娘は不合格を確信していたみたいです。


きっとママはショックのあまり掲示板の前を動けなくなっているんだ、、、と。



滝汗 末娘!!!!
あったよ!!
あった! あった!!!!
ママしっかり3回も確認したから間違いないよ!!!


びっくり えっ!!!
えーん えーん えーん

「えっ」と短く驚いた後に末娘の目から大粒の涙が出てきました。



不安で不安で仕方がなかったのでしょう。

柱の陰に隠れて、少しでも現実逃避をしていたのでしょう。


ニヤニヤ 番号見に行こ!!!!


そう言うと末娘の手を引いて掲示板の前まで行きました。


大粒の涙を流しながら自分の目で番号を確認する末娘。




私はすぐに家族とエージェントさんに合格のメールを入れました。



受験日に「もう2度と正門で写真は撮れないから」と落ちる事を覚悟して写真を撮りましたが、合格して嬉しい2度目の写真撮影をしました。
今回は合格証書を持ってキラキラ



合格の書類を受け取り、家に帰る電車の中で


ショボーン ねぇ、、これ夢じゃないよね??
いま私もママも起きてるよね??

合格したーーと喜んでいる所でパッと目が覚めて、ママが部屋に入って来て「さぁ受験日なんだから早く着替えてご飯食べなさいね」とか言って受験日の朝に戻ってる、、って事ないよね???


ドラマや映画でよくあるパターンを想像している様でした。


ウインク 大丈夫!大丈夫!
末娘もママもしっかり目覚めてるよ!

そう言って末娘の頬を軽くつねってあげました。



一発勝負の第一志望の受験!


双子の卵の御利益は凄かった!!



高校受験を決めてから、思うように受験勉強時間が取れない中で自分なりに勉強していた娘。



私も日本から「こんな問題やってみて!」「このエッセイの書き方読んでおいて」など、メールでサポートはしていたものの、あれが受験勉強と言えるのか?と入試を終えてからは落ちるイメージしか湧かなかったのです。


本格的にやったのが帰国後からの3日間。
朝から夜中まで付きっきりで勉強の仕上げを2人でしました。


単身留学だと、受験勉強もなにかと不都合な事が多かったです。



爆笑試験日にもうここには来る事がない!と思っていたけど、春からここに通えるなんて夢みたいーーー音譜音譜



「結果は後からついてくる」
今までコツコツと努力して来た事が実際に実になって大輪の花を咲かせてくれたのです。



家に着くまで何度も何度も
キョロキョロ 夢じゃないよねぇ???
を繰り返す末娘。



夢じゃないよ。 
現実に自分の手で勝ち取ったのよ。



最初に書類選考で受験した学校に見事に振られ、「末娘、、日本で高校生になれるのか?」と心配しました



末娘の方も、不合格を知って抑えの無い状態での第一志望校受験に向けて、勉強もより真剣に取り組んだようです。


後がない、、、

この切羽詰まった状態が末娘のエンジンをかけたのかも知れません。



まぁ、その頃母は抑えの学校を探し、推薦の算段はしっかり高校側と話し合っていましたが、それは末娘が帰国するまで伏せていました。



安心すると手を抜くからです。



第一志望校入試前に推薦で入れる学校がある事を話しました。
「だから何も怖がらなくていいから、思いっきり勉強した全てを出し切るつもりでぶつかっておいで!」



びっくりえっ そうなの?
もし第一志望校がダメでも他の学校に入れるの??

じゃぁ変な緊張はしないで思いっきり戦って来るよ!!!


抑えの学校がある事を知って気持ちが楽になったみたいでした。



それにしても、、
書類選考で末娘を落としてくれた学校にありがとうが言いたい音譜


準備していた入学金を払わずに済んだのは大きい!!



そして末娘。


思う様に受験勉強が出来なくて大変だったでしょうが、よくぞ希望校の合格を自らの手で勝ち取ってくれました。


おめでとう🎉