私の履歴（人生はじめての内容証明書）
先日の母親の突撃訪問から、
矢のような督促電話が続くようになった。
（はやく名義を変えろ）
（はやく名義を変えた書類を持ってこい）
土地の登記についての知識は皆無であり、
簡単なことではないことも当然理解することができない。
私は、
（手筈を考えているから待ってくれ）
と返事をしても聞く耳をまったく持たない。
そうこうしている内に二週間ほど経ったころ、
「〇〇弁護士事務所」
という封書が届いた。
（なんだろう？）
と思いながら…封書を開けると、
「私文書偽造により実家の土地を母親に名義変更及び騙して売却した土地の売却代金を下記口座に振込むこと」
私は人生はじめての内容証明書にも驚いたが、
（私文書偽造？）
という言葉に頭の中が一瞬真っ白になった。
ようは、
「私が実家と売却した土地の登記を親や兄弟が知らない間に登記をして自分のものにした」
という内容だった。
まぁ、こんなことは互いにわかっていることだ。そんな事実はまったくないし、親族にもしっかり話をしたはずだから。
そもそも実家に住んでいないし、登記書類に必要な実印や印鑑証明をどうやって私が手にすることができるのか？
そもそもそんな事実は無い。
（弁護士もよくそんな無茶なストーリーを作ったなぁ）
そんなことを思いながら、
（私が私文書偽造をしていないことを証明するにはどうすれば良いのか？）
やってもいないことを第三者に証明するのは本当に難しい。さらに母親たちの狙いは、
（内容証明書にびびって要求をすぐ飲むだろう。はじめから言うことを聞けばよいのに）
と…たかを括っているに違いない。
私はここで本当の意味で覚悟を決めた。
（よし、とことんまでやってやろう。ふざけやがって。何があろうと私は自分の尊厳を守るために一歩も引かない）
私と母親の最終決戦はここからはじまった。
私の履歴（実の親との裁判闘争までの記録）
目次はこちら→ 「私の履歴」
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