モラハラ離婚 (弁護士編) | 毒親・モラハラ問題 親子療法協会 
モラハラ離婚 (弁護士編)

影宮です。
昨日の記事は結構反響がありましたね。
*それだけモラハラで離婚を悩んでいる人が多いということでしょうね。

今日は、

「モラハラ離婚 (弁護士編)」

についてです。

実は私自身も裁判で弁護士選びは悩みましたね。

弁護士の知り合いもいましたが、自分の家族の恥部を話すことに抵抗があったので、まったく関係の無い方に依頼しました。

私はある程度、弁護士業界のことを知っていましたので、きちんと自身の考える裁判の戦略に乗っ取って力になる弁護士の方を選びましたが、一般の人の場合は誰に頼んだら良いのか?まったく皆目つかないのが現状ではないかと思います。

まず離婚を有利に進める上で下記の条件を満たすことが求められます。

(1)離婚事由にきちんと当てはまる理由と証拠を用意をしている


不貞やDV・モラルハラスメントなどの問題行為が第3者にきちんと証明できる物的証拠をきちんと用意することは調停そして裁判をする上で重要です。まずこれが無ければ調停員そして裁判官にどんなに訴えても耳を傾けてくれません。またこれらの物的証拠が無ければ、どんなに有能な弁護士でも裁判を有利に進めるのは難しいでしょう。大事なことは、(第3者が明らかだと確信できる証拠をいくつ用意できるのか?)が裁判を有利に進めるカギを握ります。

(2)相手に常識離れした要求をしない

離婚する際の慰謝料や財産分与そして養育費にも相場というものがあります。この相場を大きく上回る金額が仮に必要だとしても、相手に支払う意思と能力が無ければその要求が認められることはありません。モラハラ配偶者が理由で離婚になったとしても、なんでも要求が通る訳ではありません。ここを理解しないと調停そして裁判が長引いて、結果的に出費も多くなってあまり意味は無かったという結果になることもあります。

まず、上記の要件がクリアーできれば弁護士選びはそれほど神経質になる必要はないでしょう。つまり、この二つの要件が無ければ離婚は難航すると考えても良いのではないかと思います。

裁判で思うような結果が出ない理由について

(1)依頼者が何もせずに弁護士に丸投げ

自分では何もせずに弁護士に任せきりの場合も調停そして裁判は長引くでしょう。離婚を望んでいるのは依頼者です。弁護士はその依頼者の代理人にしか過ぎません。(弁護士が一人で勝手に裁判を進めて依頼者の要求を相手に通してくれる)なんてことはありません。依頼者が主導となって行動するからこそ弁護士の力が発揮されるものです。

(2)依頼者の証言だけで証拠も何も無い

依頼者の証言だけで証拠のない場合はまず調停も裁判も難航するでしょう。これはどんなに有能な弁護士に依頼しても変わりません。相手がその事実を認めれば別ですが、そういう相手なら調停や裁判をすることもないでしょう。たとえそれが事実であっても、それを相手が認めなければ証拠を持って証明していくしかありません。調停員も裁判官も赤の他人でどちらの味方でも無いことをまずは理解することが大切です。

(3)思い通りの結果を出さない弁護士にイライラする依頼者

裁判は行う前にある程度は結果が見えるものです。勝ち筋と負け筋があり、勝ち筋は誰がやってもほぼ勝てますが、負け筋は負けて当然で、勝てたのは弁護士の腕のおかげとも言えます。裁判に勝つために用意するものも用意せずに裁判をしても思うような結果が出ないのは当然です。裁判官は証拠の無い証言を材料にして判断することはできないからです。裁判を有利に進めるには有利に進めるだけの材料が必要であることを知っとくことはとても大切なことです。


協議離婚で丸く収まるのがベストではありますが、モラハラが理由の場合は中々そうは行かないのが現実です。まずは裁判のシステムを知り、弁護士が(勝てる)と確信が持てる材料をしっかりと用意することが裁判を有利に進めるコツです。(裁判をはじめてみないとわからない)という場合は準備不足であると言えます。何事も用意周到に物事を進めることが重要です。

*この辺りの準備や計画についてはモラハラオンラインスクールでもお話ししますので、モラハラが理由で離婚を考えている方は弁護士事務所を訪ねる前にご相談を下さいね。

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