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【厚労省が重篤被害者数を過少操作】


468件のHPVワクチン重篤被害者を計上していない!


【川田龍平氏が国会で追及】第209回国会(臨時会)

8月25日開催 参議院 厚生労働委員会


第78回副反応検討部会(令和4年4月13日開催)のHPVワクチンの副反応疑い報告の重篤例に関して:

【468件(重篤)】が医療機関報告の【非重篤】に計上されていた。


製造販売業者報告(重篤)は1197件。医療機関報告重篤が773件、と発表。

実際は重篤の468件がカウントされず、重篤副反応を少なくみせる操作がなされていた。

このような数値の操作はままあることだが、今回の重大なまやかしを見つけたのは「薬害オンブズパースン会議」の隈本邦彦氏で、川田龍平議員が国会で追及したとのことである。


副反応報告の方法は、2系列ある。【薬機法】の基づく製造販売業者からの報告と【予防接種法】に基づく医療機関からの報告。


▲厚労省発表重篤例は:

(1) 【薬機法】の基づく製造販売業者報告 1197件 

(2)【予防接種法】に基づく医療機関報告 773件

(1)1197件+(2)773件=1970件 【1万人に6人】

▲真実の重篤例は:

   (1)1197件+(2)773件+【468件】=2438件【1万人に7人】 

これは、他の定期接種重篤被害の平均の【10倍以上】にのぼる数値である。


厚労省の答弁書はこれを【間違い】と認めていない。厚労省は「名寄せ作業」による数値だとするが、他のワクチンでも「名寄せ作業」でこのような扱いをするのかとの問いに対して、「HPVワクチンのみである」と回答している。なぜHPVワクチンだけなのか、「副反応検討部会での見解に従った」とするが、これではまっとうな回答とは言えまい。


※※「名寄せ作業」

製造販売業者と医療機関の両方から同じ症例について報告があった場合、重複してカウントすることがないよう、片方の報告に症例を集約する「名寄せ作業」を行っている。製造販売業者と医療機関の両方から報告があった際には、医療機関からの報告の方に件数を計上し、重篤度は医療機関の評価に基づく、と説明されている。


※※ 医療機関は「報告頻度」と「うち重篤」にわけて報告する。製造販売業者からの報告件数は、基本的に全て重篤例で、医療機関から症状の程度が「重い」として報告された事例に加えて、医療機関からの報告では症状の程度が「重くない」とされた事例であっても、製造販売業者の調査の結果、重篤と判断された事例も集計することになっている。


■■■ 川田龍平議員の国会質問動画と主意書及び厚労省答弁書

第209回国会(臨時会)

【件名】HPVワクチンの副反応疑い報告状況に関する製造販売業者からの報告、医療機関から報告された症例、医療機関報告「重複症例数」に関する質問主意書(提出番号15)

 

 

■【川田龍平(立憲民主・社民)氏国会質問動画】

8月25日開催 参議院 厚生労働委員会

川田龍平(立憲民主・社民)

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7034#1480.6 



★★川田龍平質問主意書 令和4年8月5日付

 本文(PDF)はこちら

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/209/syup/s209015.pdf


★★答弁書 令和4年8月15日付

 本文(PDF)はこちら

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/209/toup/t209015.pdf


■【参考資料】第78回副反応検討部会(令和4年4月13日開催)


 資料2-8  HPVワクチン(サーバリックス)の副反応疑い報告状況について(PDF:298KB)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000927879.pdf


  資料2-9  HPVワクチン(ガーダシル)の副反応疑い報告状況について(PDF:348KB)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000927880.pdf


  資料2-10 HPVワクチン(シルガード9)の副反応疑い報告状況について(PDF:198KB)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000927881.pdf



厚生労働省は被害を小さく見せるために様々な操作を行い隠蔽する。