あの日
旦那の遺した品は…
仕事の作業服、靴、鞄、弁当箱、水筒
社員証 各一つずつ
普段着の上下 二組
防寒着、ウィンドブレーカー 各一着
パジャマ兼用の部屋着 二組
下着と靴下 一週間分
礼服 一式
シェーバー 歯ブラシセット
帽子、靴、サンダル、ベルト、眼鏡、財布、免許証、健康保険証、漫画喫茶のポイントカード、テレフォンカード、スマートフォン 各一つずつ。
まあ少なかった。
でもって、どれもブランド品なんて1つも無いから
「欲しい」なんて誰も言わなかった。
指輪とか時計とか…金目の物も一つも無くて
形見分けの品を必死に捜した親族一同が溜め息ついていた(笑)
そして 今
残している「物」は
水筒、普段着上下の二組、ウィンドブレーカー。
わたしが使っているので…
死者の物を使うのはどうこう…って言う人もいるけれど、所詮 物は物
旦那が気に入っていた物たちを
旦那が使えなかった分も がっつり使って
(眼鏡や靴、シェイバー等は無理だけど…)
「物」も成物させてやりたいと思うのだ。