今、同じ夢をみる友が、アフリカのタンザニアへ行き、ホメオパシーでAIDS治療をし成果をあげてらっしゃる世界水準のホメオパス ジェレミー先生について頑張っています。



私達の暮らしは、発展途上国の犠牲の上に成り立っている現実を目の当たりにしながらも、今、自分が出来ること、すべきことに全エネルギーを注いでいます。



毎日の彼女の通信で、日本に居ながらにして現地を体感。




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タンザニア通信 4日目
 

今日はbig dayだった・・・


朝から広大なサトウキビ畑にあるMatakujaという場所にあるクリニックにみんなで向かう。


途中からもの凄い悪路で、「なんとかやっと道路」みたいなデッコンボッコン道が続き、4WDの真価を身をもって体験した。ビバ!トヨタランドクルーザー!!


どこまでも続くサトウキビ畑・・・美しい光景だけど、そこで働く人々が住む村を流れる水路には、サトウキビ畑で使われた農薬や化学物質といったありとあらゆる毒が流れ込んでいる。


人々はその毒水で洗濯をし、料理をし、身体を洗う。


だって・・・そこにしか水がないから。


クリニックにはその公害による症状を持った患者さんも多く来るそうだ。


今日はそこにはあまり患者さんが来なかったので、プラン変更。


そのクリニックを後にして、次はNGOが運営する"Born to Learn"と名付けられた小学校に診察に行った。


サトウキビ畑の真ん中にある小学校で、そこの図書室を借りて子供たちひとりひとりを診察していく。



シャイで顔を上げない子もいれば、何も動じない子もいて、世界のどこだろうと何も変わらないなと思った。


Camillaが本当に美しく簡潔に、同時に温かなまなざしでケースを取っていくのを真横で見ながら、その温かさに私まで包まれるようだった。
  


2人目の子供の診察が終わったとき、Stellaという黒人の女性が酷くやせ細った女性を抱えて診察室に入ってきた。



HIV陽性の重度のAIDS患者だった。



一瞬息を飲んでしまうほど憔悴し切った彼女を連れて、StellaはCamillaを探して悪路の中自転車で!40分も!!かけてやってきた。



やっとのことで座っている彼女をTuijaが隣で支えながら、セッションが始まる。


前回のレメディを摂ってから、自分でトイレに歩いて行けるようになり、少しエネルギーが戻ってきていると話してくれた。


食欲は全くなく、食べると全て吐いてしまう。


もうかなりの期間何も食べていない。


CD4値はなんと5・・・。6歳の子供を持つ若いお母さんだった。


その子供もおそらくHIV陽性。自分の母親に、世話をしきれないといって追い出されたこともあると話してくれた。


お金もない、病院も退院させられた。そんな状況だった。



Camillaはひとつづつ彼女の状況や症状を聴き取っていく。 


夢について。水中で人々と戦っていて、その戦いにいつも彼女は勝つという夢。大きな家に住んでいる夢。誰かに追いかけられる夢。


白癬もあり、ひどい咳(でもほとんど咳をする元気もない)Camillaは結核も疑っていた。



ここタンザニアでの処方には12Cが使われることが多い。弱ってる患者さんたちにはアグラベーションが命取りになるので、アグラベーションが起こりにくく、でもちゃんと効果を出してくれる12Cを使っているそうだ。



その後Camillaはビタミン剤を摂らせ、彼女の子供にも飲ませるようにと手渡す。そして、「普段はあまりこんなことはしないんだけど」と言って3000シリング(150円程度。でもこっちの人には十分なお金)をいろんな足しにするようにと彼女に手渡した。彼女は本当にいろんな意味でホッとした様子だった。後は私たちにまかせてCamillaは彼女を車で家まで送って行った。
   


「その瞬間に必要なことを必要なだけする」


Camillaはそれを身をもって教えてくれている。彼女はいつもベストを尽くしている。一番大切なことは何かをいつも考えて行動している。



帰りの車内は皆一様に黙り込んでいた・・・  


Camillaが「みんなどうしたの?お腹空きすぎで声も出なくなっちゃった??」と明るい調子で聞いてくれる。  


「あんな状態の患者さんを目の当たりにしたのは初めてだったから、すごくショックでした。」と伝えると、   


「そうね、みんなショックだったよね。私もそうだし、ずっといろんな患者さんを見てきた通訳のRogerもショックだったよね。」と言ってくれた。

 
みんな同じ気持ちだと分かって、少し気持ちが楽になった。
   

「今日のことがトラウマにならないように、今日はお酒飲んで忘れちゃってっ!私はいつもそれで忘れちゃうの!!」と笑い飛ばしてくれた。

 
あーーーー、なんて素敵な人なんだろう・・・。彼女には毎日骨の髄まで感動させられる。  



明日からはランドクルーザーに7人乗り込んで、マサイ族の村にあるクリニックへの小旅行!



なんかすごいなぁ・・・毎日が。知らない自分にたくさん出会う。
  


今から今日の復習。そしてCamillaに出された宿題をします。Rheumというレメディについて。  



その前にご飯ご飯っ(・∀・) 相棒が野菜を切る音がしてきました~♪



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