18:30渋谷公会堂開演。

東京事変ライブ。

***

17:30に全てを捨て去り
(打ち合わせ中断!!)
会社を脱走。

道中も胸が高鳴る。
信号を走って渡る。普段有り無い。

>ああ、こんなに林檎のこと好きやったんやなー


そもそも林檎を知ったのはいつだったのだろう。

***

あれは、大学四年のこと。
その人に出会った。

めっちゃその人の目が綺麗で
とても好きだった。
ちょうど林檎のような目をした人だった。
どうしても友達になりたくて。



”カラオケが好きだ”と彼女は言った。




そこで、彼女を誘い出し
夏にカラオケに行った。


彼女は林檎が大好きで大好きで。

そんでまた上手いねん。
タバコ仰山吸うくせに声は驚くほど伸びがあって。




彼女は”木綿のハンカチーフ”を唄った。
(椎名林檎カバーバジョーンね)




私の心を激しく揺さぶった。
生まれてこの方のどんな唄でも与えられなかった
今ここで彼女の唄に。




それからというもの
林檎にも彼女にも虜になっている。

*****

そんなことを思いながら
ライブ開演。

4人それぞれが個性をいい感じに調和させ
不調和させている。

友達が言った言葉が
一番的確に表現しているのだろう。

「ひいずみさんは、絶対クラッシックも超一流でマスターしているはず。
ピアノが玩具になって、気が付いたらバンドやてって。」


絶対的な基盤に裏支えされた奇才集団たちが奏でる音。

秀逸。